「ベンガルヤマネコとアムールヤマネコの謎」が解けた!他~「特別展 ネコ」ヤマネコ編(2) | ゆっくりのんびり、たのしく、ラクに。

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「マヌル沼」「動物園沼」にはまり中。気まぐれ更新です。

世界のネコ科動物が一堂に!~名古屋市科学館の「特別展 ネコ」ヤマネコ編(1)の続きです。

 

ここからは「日本のヤマネコ」編。

 

なんと、お馴染みのツシマヤマネコとイリオモテヤマネコに加え、かつては「本州や九州にもトラやオオヤマネコがいた」!

 

↓の一番上は静岡で見つかったトラの頭骨!

左真ん中はこれまた静岡、左下は岐阜で見つかったトラの骨。

右真ん中は北九州?、右下は岐阜でそれぞれ見つかったオオヤマネコの顎の骨だそうです。

 

日本列島でオオヤマネコが絶滅した理由は「わかっていない」そとのこと。トラもそうなんでしょうか。

 

そして・・・

このパネルを見て、ずっと引っかかっていた謎が解けました。

 

マヌルネコのオリーヴァちゃんが表紙になっている「美しすぎるネコ科図鑑」によると、「ベンガルヤマネコ系統」の中にベンガルヤマネコ、アムールヤマネコ、ツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコがいるらしく(マヌルネコもこの系統)、アムールヤマネコは日本の動物園にもいるので時々、写真や動画で見ますが、ツシマヤマネコに外見がよく似ています。

那須どうぶつ王国のアムールヤマネコ、ビワ君(雄)とアンズちゃん(雌)。(と、ミカンちゃん=雌)

 

ベンガルヤマネコはこの展覧会に来るまでは「ネコ科図鑑」でイラストだけ見たことがあり、これもツシマヤマネコに外見が似ている。

「ベンガルヤマネコ」と「アムールヤマネコ」はどういう関係?とずっとモヤモヤしていたのです。

このパネルによると

 

ベンガルヤマネコという種の中にイリオモテヤマネコとツシマヤマネコという亜種が含まれていて、ツシマヤマネコとアムールヤマネコは同じ亜種

 

とのこと。なるほど!スッキリしました♪

(※↑の動画によると『ツシマヤマネコはアムールヤマネコの地域個体群』とのこと)

 

図にしてみたら、こんな感じ。

 

 

 

さて、イリオモテヤマネコさん。

 

イリオモテヤマネコの毛皮があって、自由に触れるようになっていました。写真はちょっと生々しいので載せないことにしますあせる

確か「事故で亡くなった個体」というような説明があったと思います。

 

こちらは剥製と骨格。

 

こちらはツシマヤマネコさん。

 

イリオモテヤマネコさんの方が小顔でシュッとしてますね照れ

毛色も黒っぽいです。

 

ツシマヤマネコグッズや啓発パンフレットの紹介。

 

こちらはイリオモテヤマネコ編。

 

台湾にはタイワンヤマネコがいて、こちらも保全のための取り組みが行われているようです。

 

これもベンガルヤマネコの亜種かな?

 

以上が「ヤマネコ編」でした~。

 

巨大猫などなど~名古屋市科学館「特別展 ネコ」イエネコ編に続く。