ザ・キャラクター | 潮つれづれなる。

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気が向いたら書いていきまーす。

野田地図の「ザ・キャラクター」観てきました。昨日。



席がサイドシートだったため…とっても見づらかった!

サイドシート25歳以下は3000円なんですけど、やっぱりお勧めできないかも…。

2階席だったので舞台が遠いのと、角度的に斜め方向から見ることになるので。あと、手すりが邪魔…でも乗り出すと後ろの人が見えないだろうし!という葛藤が…汗



以下ネタばれますたぶん。




野田さんの芝居は、セリフが言葉遊びみたいではぐらかされているような気持ちで見ているんですが、ラストに近づくと言葉の意味がはっきりしてくるのですよね。

最初のほうで言ってた言葉が後であ!ってつながる。

やっぱり、難しいというか理解が追いつかないですが…それが好きというか。



役者さんは実力派の方ばっかりなので話分かんなくても面白いです

それじゃだめなんだけどね!理解しないとね。

古田新太さんは、登場した瞬間から面白いから凄いです…!

宮沢りえさんもよかった。純粋な女性の感じというか…野田さんの演出でよく見るタイプの。声が好きだ。

あと、チョウソンハさんて方が純粋な少年ぽいのだけどちょっと狂気的でよかった。


…なんかよかったとかばっかり…上手く言えないです。


野田さん自身はサブキャラって感じで。最近はずっとそうですね。

若いころの作品の、中心で引っ張っていく役柄での野田さんが凄く好きなので残念だなぁ。

でも、もうそういう役はやらないんだろなぁ。


オーディションで選ばれたというアンサンブルの方々が30人くらいいるので、群集劇という印象が強いです。

いいなぁ、私もあの中に入りたい…とか思ったり。




書道教室の話…と見せかけて新興宗教の話なのですよね。

クロムモリブデンのこないだ観た劇もそんなテーマだったからちょっとびっくり。

確かに現代の大きな問題ではありますから。ね。

みんなそういう所に救いを求めなきゃいけない時代なのですよね…



書道の話でもあるので、より言葉とか文字を重要視している印象。

あとセットがね…!凄いとしか言えない。 抽象的なセットなのは相変らず。

…床材が!!

床に墨で文字を書くシーンがいっぱいあるのですが…床が書道の練習とかで使う、水つけると黒くなるあれなようでした。

時間たつと乾いてまた書けるようになるのですよねー

あれを床に使うってのが凄い。


紙も大量に使ってましたね。

後半舞台上紙だらけでちょっと汚かった(笑)



筆一本で世界を救う、と夢見ていたジャーナリストの青年がカルト教団のなかで崩れてく様とか、よく考えると恐ろしい。

書道の筆一本で世界は変わるのよーみたいな教団の教えとかけてるのだよね…上手く言えないな。


ギリシャ神話との融合もあり。世界史で聞いててよかった~。

元の話知らないと混乱するだろな。

ダフネとアポロンの話とか。


うーん、まとまりません。

うん。

よかったです。観に行って。


おわり。