人生は、そして、世界は光に満ち満ちている。「めぐりあいのふしぎに、手をあわせよう」「会う縁、離れる縁、入り混じる無量の縁が静かに、

(しず)かに光る」  何という至福の永遠の今!

 

 この大宇宙には唯一の生命があり、それは自分の中にも宿っている。この唯一の生命を、森信三氏は「絶対的全一生命」と言っている。また、西田幾多郎氏は「純粋経験」とも言い、神・仏の別名である。丸山敏雄氏は「全一統体」と名付けている。これは大宇宙(マクロコスモス)の生命であり、中心帰一し、「内包」する。

 

 これに対して、我々人間は、一個の小宇宙(ミクロコスモス)をなし、遠心力となり、「外延」する。我々の内にマクロコスモスが宿っている。人間は大宇宙生命の極微の一分身である。だから、人間は、神の子、仏の子なのである。肉体が朽ちれば、人は神・仏となる。

 

 「一即多」「多即一」 マクロコスモスとミクロコスモスとは互いに照らし合い、通じ合っている。

 

●  己がいのち照り透らせるものの前にこころ(つつ)ましくしましありけり

 

●  一念のわれの心のうごきだに照り透らして余すところなき

 

●  わがいのちの底ひに照り透らすものさびしかれどもわれにしたしき(森信三氏)

 

 人間は、年を取るとケガレが溜まり、「心が驕り」「心の弛み」が出てくる。 そうだ、禊ぎ直すことから、再出発しよう。百姓の倅の我、今一度、精神の鍬を天高く振り上げて、日本再建の一鍬を大地に打ち込みたい。湊川に出陣する覚悟で! 真の世界史の変革を目指して。日本の名誉の為に。我、日本と共に在り。「我、語り継ぎ践む。故に我、在り」

 

 日本の神道は必ず世界の宝となる。日本の神々は、生命の根源をもたらす。この生命の根源は、マクロコスモスであり、文化の多様性を保護する世界の「プラットフォーム」である。

 

 日本を場とするプラットフォームは、「アートとサイエンス」の「愛と知」のトポスである。

 

 魂に響くものは、あらゆる文化と共鳴しあえる。これが、真のグローバル。このグローバルは、人間の根源的な生命の部分で相通じることができる。これからの世界は、互いの魂の響き合いと共感を基にした「ソーシャルメディア」のプラットフォームの形成が期待される。そこに誕生した無数のビオトープ。人から人へ、人のつながりとまなざしの願望が実現される生態系の誕生。この共鳴は国境を越えて他国や他の民族ともつながり、新たなエンゲージメントの空間を作っていく。この感覚は、新鮮にして「ことにふれて、うごく心」であり、「真心」であり、古事記で言う「神ながらの道」である。この道は、キュレーションの無限のアーカイブ(保管庫)。 このアーカイブは、日々「生成化育」し、創造発展する。一人ひとりが主役のキュレーターとなり、「セレンディピティ」と「ゆらぎ」を生み出す。このポストグローバルを牽引するのは日本。 立て、我が愛する日本!! 甦れ、日本!!