示談書って、作れますか?
そんな依頼がやってくると、
心の中でコッソリ
「あ~、何かしでかしたな・・・」
と思います。
内容は、たいてい「事故」か「男女関係」と
相場は決まっています。
有名人だと、「事の顛末」が、
ワイドショーネタになって楽しいのでしょうけど、
示談書の場合は、「うまくいかなった」場合ですから
そんなに楽しい結果でもありません。
示談書を作成する目的は、あくまで、
「合意した内容」を明確にすることですので、
「事の顛末」に
興味がないといえばウソになりますが、
そこに深入りすることに意味はありません。
「何に合意したか」という結論が分かれば、
示談書は、作成できてしまうのです。
今回の依頼も、男女関係でした。
「何から話したらいいですか?」といわれたので、
「合意した内容だけ、教えてください。」
とお願いしました。
「何があったかとか、
ことのいきさつは、話さなくていいんですか?」
と、不安そうに聞かれましたが、
「そこは、示談書には必要ありませんので」
ということで、聞かずに帰ってきました。
結論だけなので、所要時間、2~3分!
何があったか、話したいのであれば、
聞いてもいいですけど、
たいていは、話したくない内容ですからね。
(特に、男女関係の場合は。)
依頼者は、ちょっと拍子抜けしたみたいでしたけど、
顛末を話さなくていいと聞いて、
ほっとしたみたいです。
ときどき、こんな感じで、
ちょっと配慮の必要な依頼もあります。
もちろん書類は、きっちり作りますが、
こういう依頼も、意外と楽しかったりします。
私も・・・という方、
ご相談は、こちらから。
☆☆今日のポイント☆☆
示談書に、事の顛末は基本的にいりません。
事の顛末を「根堀葉堀」聞かれるときは、
単に「興味本位」なだけかもしれませんよ。