いやぁ、いい物件ですね!
10年でも20年でも、ずっと借りますよ。
そんな何気ない「お褒めの言葉」が、
裁判につながった事件がありました。
ある病院経営者のAさんは、
不動産オーナーBさんから、
あるビルを借りて、病院をはじめました。
Aさんは、そのビルがとても気に入ったので、
ビルを借りる際に、
「10年でも20年でも借りますよ!」と
ビルオーナーのBさんに言いました。
ビルオーナーのBさんは、
Aさんのその言葉を信じて、
オフィス仕様だったそのビルを
病院仕様に、大々的に改修しました。
ところが・・・
まもなく2年になる、ある日
「患者さんが増えて手狭になったので、
他の場所に移ることになりました。
ちょうど来月末で賃貸借契約が切れるので、
更新しないで解約します。」
Aさんは、Bさんに解約を申し出ました。
「え???」
少なくとも10年は借りてくれると信じて、
改修工事までしたのに・・・
Bさんは、納得がいきません。
そんな、急に出て行かれても、
都合よく入る病院は、見つからないし・・・
またオフィス仕様に変更するには、
現状復帰に少なくとも2~3ヶ月はかかるし・・・
その間の家賃収入はないし・・・
オフィスを借りてくれる先があるかどうか・・・
もし、借り手があっても、賃料が・・・
Bさんは、だんだん不安になってきました。
「くそ~、訴えてやる!!」
ということで、
Aさんのもとに裁判所から
訴状が届きました。
訴状を受け取ったAさんは、ビックリです。
10年借りるなんて・・・
あのときは、そう言ったかもしれないけど、
そもそも契約は、2年契約なんだし、
2年で終わると言って、
何で訴えられないといけないんだ!
・・・ということで、裁判が始まりました。
結果は、「痛み分け」になったそうです。
つまり、病院からオフィスビルへの改装費を
AさんとBさんで折半することになりました。
そんなことで、裁判に…
と思われるかもしれませんが、
意外に、「口は災いのもと」なのです。
☆☆今日のポイント☆☆
契約は、口約束で成立します。
※詳しくはこちらのブログへ
口が「災いのもと」にならないように。
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