私がガーデニングをしているエリアは、”超”まではいかないが、そこそこの高級住宅街。
私のお客さんの家は、日本円で1億円~4億円程度のところが多い。
ガーデニングをするには、勿論その人たちの家の庭に入り込むため、いろいろと生活が見えてくる。私は何も知らない顔をして仕事をするわけだが、どうしても色々と見えてくる。まさに「ガーデナーは見た」という感じである。
金持ちたちは、優雅なくらしをしているかと思いきや、案外みんな、せかせかして、楽しい人生を送っていないというのが、予想外の私の印象である。 私のほうがずっと幸せな人生を送っていると、正直思う。
半年くらい前からガーデニングをしているある豪邸では、海が一面に見えるビューや、プール、テニスコートまである。また、敷地はちょっとした林で囲まれている。相場で3、4億円程度の家だと思う。 その家庭のあまり夫婦仲がよさそうでないとずっと思っていたら、どうやら最近離婚したらしい。
旦那が家を出ることになったが、彼が残った荷物をとりに戻って来ている時に、ちょうど私がガーデニングをしており、何とも気まずい思いをした。彼は今はアパート暮らしらしい。残ったのは奥さんと、子供2人と大型の犬2匹。奥さんは仕事をしておらず、この大豪邸を維持していくお金がないとのことで、引越しを予定している。
家には不動産屋やいろいろな業者が出入りし、いままで汚かった敷地内、家の中などは、”買主”に良く見えるように、一生懸命綺麗にして改善していっているところである。
もちろん、その一役を、私もガーデナーとして担っているのであるが。