懐中温泉です、
あなたの資産状況は今どのような具合でしょうか。
この近未来社会
ともすれば忘れがちですが、わたしたちはすでに
近未来社会にいます。
近未来ですので、近いけれども未だ来ないはずだった
そのような社会ですが、すでに来てしまっています。
もっとも、わたしたちの意識はこの近未来社会の特徴
である、科学技術・テクノロジーの進展について十分
追いついていっていません。
文字どおり日進月歩です。
日に日に進んでいる
月毎に歩み、着実にステップを踏んでいる
とくに今後さらに進んでいっているとされるのが、
AI（人工知能）
ブロックチェーン
バイオテクノロジー
この3つの領域です。
AIもロボットのような形で目に見える感じよりももっと
システム中でこれまでの技術や知識・テクノロジーを
集積させる方向で進んできましたので、なかなか
気づきにくい。
しかもその進歩はわたしたち1人1人にそっと寄り添う
ようにしてなされていっています。
だから、スマホやパソコンの画面を開けば、あなたの
ほしいものや強く関心を抱いている物事が、そのような
世界があたかも世の中すべてを表すような精度で
表現されてきています。
実のところ、その精度はなんらかのバイアスー偏向
をもともなっています。
それは、ひとは自分の見たいものだけ見るからです。
網様体賦活系（もうようたいふかつけい）
脳の一部分がこのような名称で呼ばれますが、ここで
もっぱら自分の関心を持つことがらだけを五感、とくに
視聴覚で察知するようにフィルタリングをする
たくさんの雑多な情報が飛び交う中で、自分のほしい
情報だけをキャッチする
驚くべき能力を発揮する部分です。
だから現状維持
これがモットーである場合
そしてほとんどの人がそうですが、
現状維持を証拠づける情報だけを収集しようとする
自分だけの世界です。
もちろん、それはそれで良いとも言えます。
これで十分日々の生活が成り立っている。
どこが悪いんだ。
悪くありません。
一昔前の人びとの
または今でもたいていの人がそう思っているでしょうが
食べていくことができている
生存
安全
有名なマズローの5段階欲求説
それは5層のピラミッドからなっています。
そして最も基層をなすのが、この生存・生理的欲求です
呼吸・睡眠・食事・排泄
その上にあって、これも満たされないと生存が脅かされる
安全
この点もほぼ満たされていると言えるでしょう。
AIおよびバイオテクノロジーの進展はこれらの欲求の
充足にますます貢献していくものと見込まれます。
したがって食うために、というところだけで、もしか
すると昨日までの世界では職業や人生の選択までも
していたかもしれません。
それがこの近未来社会ではそのようにしなくてもよい。
あたかも旧約聖書のノアの箱舟ができていっている。
大船に乗った気持ちになってよいのではないか
それとも渡りに船
いずれにせよ、なにかあっても生存の確保はほぼ確実な
自ら船の外に飛び出さない限り
現状維持と言えるのかどうか、少なくともそのように
見たいのであれば見るための情報を拾い上げる
ことのできる人間環境の中にあり続けることができる
そのまま箱船の中で生きてはいける
この近未来社会の激しい変化の中で
その際、あなたの身につけるべき資産とはどのような
ものであれば良いと思いますか。
おそらく、なるべく身軽でいられるようなものが望ましい。
なにかあっても身動きがとりやすい。
そのようなものになってくるでしょう。
ノアの箱舟な毎日を送ってきています。
ふり返ってみてください。
