懐中温泉です、
もしかするとあなたもそうではありませんか。
どうも近ごろ、私は記憶がふと極めて鮮明な形で
よみがえることがあります。
まるで写真のように。
世の中には、フォトリーディングというのでしょうか、
記憶をそれこそ写真のようにして保っていて、
いつでもその「写真」を引っ張り出して読むことが
できる
そのような能力を備えている人というのがいるとは
聞いています。
そして、自分にはちょっと縁のない力だと思って
いました。
しかし、いつでもどこでも自分の好きなように、
とはいかないままですが、ある程度、そういう
過去のワンシーンを鮮明に思い出すことが
ときどき起こるようになっているのです。
わかりやすいのが本です。
真性のフォトリーディング能力者であれば、
そのままそれを「読んで」いくのでしょう。
そこまではいきません。
本の開かれた頁に、記憶のある文章が載っていて、
確かこうだった、と合点する。
そのくらいですね。
ノンブル、すなわち本の隅に出ている頁数までも
思い出せるようなところまでいっているようなの
ですが、どうも、その数字をとらえようとする
あたりでぼやけていってしまう。
この写真そのものといっていい記憶を自在に
活用している、とまではいかない。
たとえば漫画などでもこういうことが起こります。
むしろ、本のように精密な感じでなくても、イメージ
そのものなので、印象が強いかもしれない。
しかもそのパッと思い出したシーンはそれこそ
コピー機で複写したかのように現れている。
どういうことなのか。
おそらく、潜在意識と意識との通路があり、その
通路の一部にアクセスできるようになっている。
のではないかと思います。
もっとも、それはまだまだ偶然に近いというか、
どのようにすればこの、言ってみれば潜在意識の
フォト・ライブラリーにアクセスできるのか、は
わかっていません。
なんらかの形で訓練、トレーニングすれば
いいのでしょう。
反復練習
学校教育ではもっぱらこれが中心であり、テスト
のたびにそのための勉強をこの反復練習で
していた。
が、テストが終わり、学校に行かなくなると
必要がなくなり、忘れてしまう。
必要があれば思い出せる、はず。
そして、今、何気なくときどき出現する記憶
専門用語？というのかフラッシュ・バック
これを自由にコントロールするようになる
いや、学校時代もそれはできなかったのでは
なかったか。
あるいはできていたのか。
ちょっと思い出せませんが、ある程度できていた
ような気もします。
これも反復で。
とはいえ、自由自在ではなかったな。
ある程度のパターンとしてつかんでいたのだと
思います。
パターン認識
以前にもこういうことがあった
こうすればこうなるという筋道がわかる
将棋の棋譜などはこれそのものということにも
なりそうです。
プロの棋士などは、もともとこういうパターン
認識能力の天分を持っている上に、さらに
平素の研究とトレーニングを積んでいるので
しょう。
将棋盤という座標軸が定まっていることで
そのパターン認識の世界は限定されているとは
いえ、無限の組み合わせがあると思われます。
ところが、一般の世界というとそのような明確な
座標軸もないということになります。
その中にあってもなんらかのパターンをつかむ。
きわめて困難なような気もしますが、実際には
そうでもないかもしれません。
好きこそものの上手なれ
すなわち、好きなことであれば、そこにセンサー
網様体賦活系（もうようたいふかつけい）
脳の一部のはたらきですが、その領域での
パターン認識に集中する
これならできそうです。
そのため、今、ときどき起きている、この潜在意識
ライブラリーの顕現は、おそらく好きなことに
関して起きている。
好きなことにさらに入っていけるように。
したがって、なぜ、この記憶がよみがえって
いるのかを考えてみると意味が見出せそうです。
やってみましょう。
