懐中温泉です、
あなたももしかすると、同じように感じている
かもしれません。
願望が実現する速度がこの頃早まっている、と。
おそらくその感覚は正しい。
おそらく、または確かに、というべきでしょうか。
なぜなら、つい忘れがちですが、わたしたちは
近未来社会に来ているからです。
近未来とは、近いけれども、未だ来ない、という
意味です。
しかし、すでに来てしまっている。
あまりにも自然に。
なぜかというと、このブログで数年前によく用いて
いた表現でいうと、巨大で目に見えないタイム
マシンで、世界丸ごと来てしまっている。
自然環境
社会環境
精神環境
いずれのレベルでもまとめて一方通行のタイム
マシンでこの近未来社会にやってきてしまっている。
すでに
その間、AI・ブロックチェーン・バイオテクノロジー
で代表される科学技術・テクノロジーの進展は
著しい。
たぶん、タイムマシンが作動したのは、今から
数年ほど前ということになります。
それ以来の科学技術・テクノロジーの発達の
スピードは、18世紀から19世紀にイギリスを含む
ヨーロッパ・アメリカで起こったいわゆる産業革命
あの産業革命で生まれた一連の発明
1つの発明が生まれると、新たな発明を促し、また
それらが互いに有機的に連結されていく。
1つの回転現象として融合していく
もっとも、時間的には1世紀、100年以上の時間を
費やしました。
ところが同じ程度の発明およびその融合を、この
近未来社会では日進月歩で進ませていく。
1日1日進む
月々で歩む
足音こそ聞こえませんが、ついこの間聞いたような
新たなテクノロジーが、実際あまりよく理解されて
いないうちにも既存の既成の事柄として、それを
ベースにさらに新たな技術が生まれている。
文字どおり毎日です。
最初の産業革命で起きていたような発明群の連結・
統合・融合は今や1年で起きてしまう。
そのように言っても過言ではないでしょう。
それがもう数回起きている。
これでは、人びとの意識や思考が追いついていけ
ないのも当然です。
だから、ここ最近の新たな学術論文が世界でどれほど
書かれているのか全貌を見通せる人間はいなく
なっているとされます。
なぜならAIが書いている論文が増えているからです。
だから、どれほどの論文が出ているのかをまとめる
学術誌や1年間の論文をまとめる学術書の編集も
AIがやっている。
そのような分野も自然科学系ではよく見られるように
なっているというのも驚くことでもありません。
それこそ驚きですが。
しかし、1つ1つこうした事柄を知るたびに、わたしたち
がやはり
すでに
さらに
近未来社会にあることを実感せざるをえないでしょう。
ですが、ひとびとは一般に、現状維持をもとめます。
いや、元に戻りたい。
あの、すべてが予想でき、すべてが標準化され、
すべてが順調であった
もちろんそれは幻想ですが
過去へ。
現在とは過去だったはず。
そうではないのです。
現在は
すでに
さらに
近未来社会になっている。
ただ、わたしたちの意識がなかなかそれに追いついて
いないだけ。
おそらく、いわゆるシニアとされる年齢の人はだいたい
そうですし、ミドル、もしかしたら、それよりも下の
人びとでもそうなのかもしれない。
これまたやむをえない。
わたしたちができることは、少なくとも、ときどきは
わたしたちが近未来社会にあることを思い出す。
すでに
さらに
近未来となっていることを。
これが適応につながります。
この近未来社会にあることを思い出し、適応して
いってください。