懐中温泉です、
本当のあなた
真のあなた
そのあり方を渇望するのはあなた自身
渇望、です。
喉から手が出ているくらいに欲しがっている
想像してください。
灼熱の砂漠のど真ん中にあなたはあります。
どちらを見回しても砂・砂・砂・・・
頭上では否応なしにギラギラと太陽が照りつける
これでもか、と強い光をあなたに浴びせ続けて
います。
いったい、どのくらい水分をとっていないでしょうか。
ペットボトルを手にしていますが、中は空っぽ。
なんとか喉を潤そうと、ゴクリゴクリと唾を
飲み込もうとするのですが、さきほどから
繰り返しているので、もうほとんど出ない。
舌の上がなんだかやけにザラザラとする。
あなたは喉が渇いて、乾ききっているのです。
水を渇望する。
と、このくらいにあなた自身が望み、欲しがり、
飢えてさえいるのは
本当のあなた
真のあなた
です。
水を得た魚のようだ
と言いますが、あなたが本当のあなたになって
いるときというのは、まさに水を得た魚のように
ピチピチと動いているはず。
泳ぐように。
スイスイと。
まったく動きにムダがない。
自分が泳いでいるとさえ思っていない。
あなたにとって大切なこと。
それは本当のあなたになることです。
もしも、今のご自分をふりかえってみて、
これは本当のあなたではない、と思うのなら、
本当の自分はどうありたいのか
考えてみてください。
心配はいりません。
あなたはどうあっても、あなたなのです。
「野原に咲くユリを想え」
聖書の格言ですが、あなたは野原に咲くユリ
です。
その咲く姿は、苦労して忙しく立ち働くでもなく、
そのままにして豪奢な姿をしている。
花を咲かせるためにユリはストレスを抱えたり
しません。
なぜなら激しく働く必要がないからです。
ユリは自然な姿のまま生き、もともとの本当の
あり方が描かれた青写真のままの自己を
まっとうする。
その中核には、エネルギーを持った１つの
思考があります。
思念とも言えるでしょう。
それが今、あなたが頭に描いた本当のあなたの
姿なのです。
本当のあなたが生き生きと動く姿。
考えてみて、イメージしてみてください。
このようにすると、あなたは自分の心が様々な
思いにとらわれ、次々と湧き出る思いに
振り回されていることを発見するでしょう。
しかし、こうした思いを無理に否定したり、
批判したりする必要はありません。
何が起きているかに注意を払い、ゆっくりと
自分の呼吸に集中してください。
これをできれば朝起き抜けにしてみましょう。
あなたの本当の姿を思い浮かべるのです。
今、すでにそうなっている、と。
これを繰り返すと、いつしかあなたは
本当のあなた、真のあなたになっていて、
渇望は自然になくなっているでしょう。
まずは、思い浮かべることです。
考えることです。
本当のあなた自身の姿を。
