懐中温泉です、
あなたはセンブリをご存じだと思います。
「名前は聞いたことがある。」
「漢方薬だっけ。あとゲンノショウコとか
ドクダミとか。」
なかなか造詣が深いですね。
どうも正確には漢方ではなく、日本独自の
薬草とされています。
生薬、すなわち生きているクスリとして、
長い伝統があります。
「お正月で飲むお屠蘇なんかにも
入っているんだったかな。」
たぶん、それはないと思います。
いや、あるとしても、かなりマイナーな種類
のものではないでしょうか。
なぜなのか。
良薬は口に苦し、ということわざもありますが、
このセンブリは生薬でも最も苦みが強いと
いうことでよく知られます。
その苦みから、
それは、センブリという名前そのものが、
千回振り出してもなお苦い、
せん・ぶり
から来ているからです。
最近、アニメやライトノベルズなど若者向けの
作品をやたら長くするのが流行っているようで、
そんな長くてどう処理するのか、と怪しんで
いました。
が、どんなに長くても4文字に省略すれば
大丈夫、ということが認知されているようです。
そして、それは、つい最近始まったのではなく
既にこのセンブリ
千回振り出してもまだ苦い
でも適用されている、と気づきました。
薬草や他のなんらかの味のするものでも、
水の中で振り出すことで成分が出る。
または同じ動作で汚れを落とします。
このアクションを1000回、まあ大げさに
言っているのでしょうが、そのくらいにしても
なお苦いということを言いたい。
視覚的に見える動作をしかも回数で表す
というなかなか凝った言い回しです。
そこには小さいながらもストーリーがある。
同じような小さいストーリーを内臓した
ネーミングとして、たとえば
ママカリ
という魚があります。
これは甘酢漬けなどにしたものや、酢で
しめたものを開いて混ぜご飯に入れたり
でとにかく美味しい。
岡山が名産ですが、瀬戸内海でよく獲れる。
これも、あまりにも美味しいので、隣近所から
まま、すなわちおまんま、ご飯を借りてでも
食べたい。
食が進む。
ということでママカリ。
行商人がそんなことを言って売りさばいて
いったわけでしょう。
センブリも同じようにして、薬草をドクダミや
ゲンノショウコなど日本古来のものと
して行商するときに売り買いされた。
のだろうと思います。
で、必ず、先にも挙げたように
良薬は口に苦し
ということわざも付いてくる。
効用としては下痢ですとか胃腸など
消化器官に対して良い、というのが
メインであり伝統としてあり続けてきたよう
です。
が、それにくらべてどれほど知られていたか
わからないのですが、毛髪にも効く。
それは、血流の好循環をうながすからです。
頭皮にはとくに速効し、毛髪の浮揚が
期待できます。
頭皮にも張り巡らされた毛細血管があり、
その毛細血管の中を栄養分を運ぶ赤血球が
経巡り、頭皮に生えている毛根に栄養がいく。
この効果は、薬湯の領域で、溫泉地域や
湯治の現場では長らく知られていたのだとは
思います。
ただその苦さから、もっぱら口に苦し、で
消化器官の方に重点が置かれていた。
頭皮については、外からなので、味覚とは
あまり関係がない。
まあ、内服しても効果はあるのかもしれませんが、
それにしてはあまりにも苦い。
胃腸の薬ならガマンもできるが。
ということで、こちらの養毛効果・抜け毛を
防ぐという効用はあまり知られていなかった
ようです。
これがセンブリの秘密です。
が、入浴剤で知られるバスクリンが、この
センブリを含む生薬100%の養毛ヘアトニック
を開発し売り出したことからもわかるとおり、
薬湯としては知識の蓄積はあったのです。
とはいえ、まだまだ十分には知られていない。
これからでしょう。
速効が期待できます。
もしもあなたに何かピンとくるものがあれば、
とくに頭皮や毛髪に。
ぜひお試し下さい。
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ご精読ありがとうございました。
懐中温泉
