懐中温泉です、
あなたは、脳内映画を活用することで、
寝るだけであなたの願望をかなえる。
このように言われても、おそらくあなたは
「そんなの、できっこない。」
「三年寝太郎かよ。」
と、はなから相手にしない。
その可能性は高そうです。
無理もありません。
三年寝太郎のおとぎ話は、あくまでも
おとぎ話であって、現実にはありえない。
その話のあらすじは、
3年間、寝続けた、一見ただの怠け者の男が、
突然起き出した末に大きいことをする
という話です。
そして終わりは大成功。
ただ寝るだけで。
「ありえない。」
関西弁はうまく発音できないのですが、
「ありえへん。」
むしろ、同じおとぎ話でも、イソップの
アリとキリギリスの話の方が、より現実に
近い、というものだ。
とくに勤勉大国である日本では、自分の国
でできた三年寝太郎の民話よりも、ヨーロッパ、
地中海世界のギリシャで生まれたイソップ
物語の教訓の方が響くらしいのです。
働かざる者食うべからず
もっとも、三年寝太郎が三年間ただ寝て
過ごしていたのか。
おそらくそうではなかった。
地域によっては、彼が灌漑(かんがい)
設備についてのプランを頭の中で練って
いて、3年たち、寝床から起き出して、
突然プロジェクトを開始した。
そのプロジェクトもまず、寝太郎の父親に
千石船を一艘と船一杯の草履を用意して
ほしいと頼むところから始まるのです。
それでその草履を積んだ船で、金山で有名な
佐渡に行く。
佐渡島ですね。
あの日本海の。
佐渡の金山近くにいると、そこの金山で
働く者たちが履いているボロボロの古い草履と、
彼が運んできた新しい草履を交換してほしい
と頼む。
すっかり古くなった汚れて汚い草履を新しい
ものと取り替えてくれる、というのですから、
労働者たちは喜んで取り替え、彼の千石船は
たちまち古くてボロボロの草履まみれになる。
ところが、この草履は、なにしろ金山で働く
人々の履いていたものですから、砂金を
その草履の中に含めている。
たくさんある草履を煮詰めるかなにかして、
大量の砂金を、すなわち金を得る。
この金を資金にして、灌漑設備の工事をし、
村は大変実り豊かな水田を広げ、豊かに
なりましたとさ。
めでたし、めでたし。
今で言えば、リサイクルの発想ですが、
その頃は、そういう発想はなかなか出てこない。
きちんとストーリーの骨格にもかなって
います。
1 あなたによく似た主人公
寝太郎は、ただの男にしか見えない
2 失敗・チャレンジの連続
この場合寝ていただけなのですが、なにしろ
勤勉大国日本でのことで、3年間寝ている
だけだと、
プラプラしている
とされて、いかにも失敗の連続、となります。
3 ある出会い
この場合は、佐渡の金山で働く者の草履
についた砂金を集めるというアイデアとの
出会いです。
着想ですね。
4 次々と成功
おそらく、1回この方式をやると、佐渡島では
真似をする人も出てきて、次からは必ずしも
思惑通りにはならなかったでしょう。
しかし、寝太郎の狙いは、この金山から
集めた砂金を元手に村の灌漑設備を
工事することでしたので、かまわない。
次のステージに移ったわけです。
プロジェクトは着々と進む
5 法則が抽出される。
6 他の人々もやってみて、やはりうまくいく
この段階で人々にも寝太郎の発想が
認知され、協力を得て、灌漑設備は見事
達成する。
だが、そこらへんはおとぎ話で、どのように
してこの着想を得たのかというディテール
にまでは踏み込んでいない。
したがって、
7 次はあなたの番です
という感じには、日本の場合、あまり
スムーズには行かない感じもあります。
とくに寝ているだけ、という点で。
おそらく寝ているだけのように見えたが、
実のところ、彼は情報収集とその情報
をあれこれ組み合わせる、という
思考作業を重ねていたのでしょう。
天井に日本地図を投影したり、村の土地に
灌漑設備をしつらえたりして、さまざまな
プランニングをしていた。
それが、3年の思考を続けた末に、
ふと一連のヴィジョンができあがった。
ということなのだと思います。
寝ていてというので、睡眠中潜在意識
もある程度作用したものと思われます。
ただ、もしかすると、ここでいう潜在意識
の最大限活用を行っていたとすると、
たぶん3年はかからなかった。
まあそうなれば、おとぎ話にもならなかった
でしょうが。
あなたにもストーリーの主人公になって
いただきたい。
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ご精読ありがとうございました。
懐中温泉