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おふくろ
あなたが男性であれば、
あなたのお母さんのことを
このように呼ぶでしょうか。
https://youtu.be/RgDbjD8-27c
あるいは呼んだことがありますか。
女性がこの呼び方で
自分の母親のことを呼ぶ、
のはないでもないですが、
ほとんど目にしたことも耳にしたこともない。
むしろ、あえて避けようと
しているようにさえ感じられます。
だいたいのところは、
「俺のおふくろが」
「お前のおふくろさんが」
やはり、思春期以降、
男の子が男性になり、
のど仏が出てから、というのが
見慣れた、聞き慣れた状態のようです。
とはいえ、
実のところ、
私は男性ですが、
あまり使ったことはないですね。
もしかして、
まだ乳離れしていないのか。
なにしろ、
たらちねの母、
です。
たらちねは、
以前もお話ししたように
垂乳根
と、垂れる乳の根と漢字をあてます。
乳が垂れる母。
子どもを産み、お乳を
授けた結果、
年齢もあるでしょうが、
胸が垂れる。
乳房が授乳のために
大きくなり、中のお乳を吸われた
あと、その皮だけが
だらんと伸びている。
そのようなイメージでしょうか。
一般に、女性は、
乳が垂れている状態を
そのまま老化とみなされるのが
いやなのか、あまり話題にしたがらないようです。
「いやねえ。」
などと言って、その方面の
話題になりそうだと、巧みに
話を変えたりする。
たぶん、プライベートで
デリケートな話なので、
とくに公の場で、話の種に
なるような状況は避けたい。
本能的な反射行動。
当事者、ということになるから
だと思います。
デリカシーのない発言を
当事者としてかわしたい。
そんな雰囲気があります。
確かに、どちらかというと
酒席などで、
たらちね
たらちねの母
こういった言葉が出ることは多い。
その酒席で、
酔った感じで発言をしているのは
まず男性です。
おやじが多いかな。
確かに、このたらちねの母、
と言いたがるのもやはり男性で、
もはや、本人がオヤジ、と言われるようになっている。
あるいは、そう言われても仕方のない
年代にある。
その同じ男性が、
おふくろさん
と言いたがる気がします。
おふくろ
おふくろさん
これを口にするのは男性で、
その男性は、
たらちねの母
と言いたがる。
歌手の森進一さんの
往年のヒット曲で
おふくろさん
ずばり、このタイトルを歌にした
ものもあります。
そして、その内容は
おふくろ賛歌です。
マザーコンプレックス、
と言うと言い過ぎかも
しれません。
それにしても、
あらためて
なぜ母親のことを
おふくろさんというのか。
カンガルーや
有袋類の動物であれば
そう呼ぶのも
ストレートですが。
表に出ているので。
が、やはり
歌手で
コブクロ
という名前をつけた2人組もいます。
これは、デュオの名前をつけるときに
焼き肉屋で決めたのだろう、
と想像するのは簡単です。
焼き肉の、
あるいはホルモン焼きの、
メニューの1つがコブクロ、
子宮だからです。
もちろんホルモン焼き屋の
コブクロ・子宮は人間のものでは
ありません。
牛です。
実は私はよく知らないのですが、
豚もあるでしょうか。
どちらにしても、
コブクロが子宮であり、
子宮は人間にもあり、
それがおふくろ、です。
もっとも、
おふくろ、と言いたがる男性は
はたして、子宮を意味して言うのか、
あるいは漠然と胎内を意味して言うのか。
そこらへんは当人も
よくわからずに言っているのでしょう。
胎内に限定するのでもなく、
もっと広い、とにかく
包むような存在
還るべき場所
戻る空間
そうしたものを体現する存在。
それがおふくろ、
なのかもしれません。
概念ですね。
実体はたらちねの母です。
女性にも胎内復帰願望や
マザー・コンプレックスも
あるとは思います。
しかし、自ら
子宮という器官を
内にそなえている。
当事者です。
ですので、
たらちねを使いたがらないのと
同様に
おふくろも使わない。
一種の防衛本能でしょうか。
ここらへんは、
正直よくわかりません。
もしもあなたが女性であれば
この辺の機微を体感されている
と思います。
よければ、教えてください。
教える
X-Buddha Gold：
https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#vvY0PE
ご精読ありがとうございました。
懐中温泉
