葬式饅頭でっかいそうだ | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です。

本ブログをご訪問いだだき、
心より感謝いたします。


葬式饅頭はでっかいそうです。



あなたはごぞんじでしたか。

https://youtu.be/A2SrrYS4cEM

「当たり前だ。」

「そんなの、ニッポンのジョーシキです。」

このように即座に応えるような
人種は、今、この国から
急速にいなくなりつつある、と
思っていましたが。

あなたは、違うんですね。

嬉しいです。

そうです。

葬式饅頭がでっかいことを
あなたは知っている。

そして私も知っている。

しかし、一方で、
かなりの確率で言えることだと思いますが、
あなたは
実際には葬式饅頭を食べたことはない。

実は、私もないのです。

だのに、私たちは、どうして
葬式饅頭がでっかいことを
知っているのでしょうか。

葬式饅頭が小さいということは
ありえない。

ちっちゃくはない。

でっかいのが葬式饅頭です。

ミニサイズでもなんら
さしつかえないようなものですが、
なぜか、大きいことになっている。

これは、この饅頭が出されるのが
名前の通り、葬式のときに出される
饅頭であるところからある程度説明できると
思います。

すなわち、故人を偲ぶ思いの大きさに
比例するから、というのが
まず考えられそうです。

「お前が死んだら、骨は拾ってやっからな。」

「葬式饅頭、でっかいのにしてやっから。」

やっから、で締めくくると
なんだか似合うような気がします。

もちろん、葬式饅頭にも
地域差があるように、
締めくくりの言葉も、土地土地に
ふさわしい言い方でよいと思います。

東日本で多いのは、
春日(かすが)でしょうか。

葬式は年中、時期を選びませんが、
死者の魂が戻ってくるという
お盆のときなどは、この春日まんじゅうを
スーパーなどでもよく目にします。

「そんな、饅頭なんて、
ふだん目にしないからなあ。」

・・・できれば、饅頭にも
目が行き届くような、
心豊かな毎日を送りたいですね(笑)

ともかく、春日饅頭とは、
小判型の白い饅頭で、
小麦粉でできた薄皮の真ん中に
茶色い焼印のあるものです。

焼き印は、
柏の葉や紅葉の葉っぱの形のなどを模して
茶色で押されています。

皮の中にはこしあんが
ぎっしりと詰まっています。

焼き印がおされているので、
焼きまんじゅう。

または、葬式饅頭としての役割を
果たし、故人を偲ぶ

しのぶ饅頭
などと呼ばれる事もあるようです。

ここで使われるのは
主に、こしあんです。

漉してあるから漉しあん。

つぶが残る粒あんではありません。

座布団大の大福餅のところでもお話ししたように、
こしあんの方は都風で
粒あんの方は田舎風というのが
一般の理解です。

葬送という、いわば公式の
ものなので、春日大社に由来があるでしょうし、
洗練を打ち出すということで
こしあんが採用されているのだと思います。

とはいえ、
葬式饅頭には地域差があり、
また大きさにも地域差があります。

ふつうは、手のひらに乗るくらいから
もう少し大きめのサイズで作られます。

手のひらにも
子どものものから大人まで
それこそ千差万別です。

したがって、手のひらサイズの葬式饅頭について
イメージする場合、でっかい、という
認識は一致していても、その寸法には
違いがありそうです。

それでも、あなたの葬式饅頭についての
イメージと私のそれとが異なっていたとしても、
とにかく共通して知っているのはなぜでしょうか。

それは、実は歌を通して、
耳から入っているのです。

思い出しましたか。

そーだ村の村長さんが
ソーダ飲んで死んだそうだ♪

葬式饅頭でっかいそうだ。

中には あんこがないそうだ♪

これは、正式な歌というよりも
いわゆる俗謡というものです。

子どもたちが、はやし立てると
ぴったり、な感じの。

そうだ、そうだ。

と肯定した後にそれを更に強調したい。

そういった場合に使われてきました。

私たちが自分自身で言ったかどうかは
ともかく、少なくとも幼少時に
このはやし立ての俗謡または
文句を耳から通して記憶しているのです。

それがどういう場面であったか。

お前のかーちゃん、でーべーそ

などよりは、そうだ村の村長をターゲットに
している分、悪意も少なく、
害のない、まずまず楽しい表現です。

とはいえ、葬式饅頭という、
葬式にまつわるものをあえて
出すという時点で不謹慎とみなす
厳しい大人もいるのかもしれません。

ソーダ水とは、炭酸水のことですが、
それを飲み過ぎて、
そうだ村の村長さんが死んでしまった。

炭酸水の飲み過ぎで
人間が死ねるものなのかどうか。

いや、飲み過ぎ、と
決めつけてはいけないですね。

毒殺ということも考えられるからです。

死因はともあれ、
そうだ、と言いたいのでそうだ村の
村長を引っ張り出したので、
次も「そう」で韻を踏みたい。

それで、早速葬式にするが
子どもなので葬式で何をするのか、
具体的にははっきりしない。

しかし、少なくとも子どもにでも
わかる葬式の象徴とは、葬式饅頭です。

だから、葬式饅頭が出てくるのでしょう。

しかし、その後の節回しや
歌詞は、地域差があります。

葬式饅頭に地域差があるように、
そうだ村の村長さんの死に方や
その後の葬式のありかた、さらには、
さらにその後の展開も違ってくる。

そうだ(そう)が入ればいいので。

それでも、最も標準的といえるのは、
葬式饅頭はでっかいが、
中味のあんがない、か、あったとしても少ない。

葬式饅頭の中のあんこの有無・量で
その生前の故人の業績なども
決定されてしまう。

それこそ刻印されてしまうのです。

あたかも、春日の焼き印のようです。

ここでは、さしあたり、
あなたの葬式饅頭についての
知識をあらためてふり返ってみてください。


ご精読ありがとうございました。

懐中温泉