懐中温泉です。
本ブログをご訪問いただき、
心より感謝いたします。
世界最高峰のコーヒー。
あなたはごぞんじでしょうか。
https://youtu.be/2ZyBeH5zqGM
「え?それって、
ブルーマウンテン・コーヒーのこと?」
「トアルコ・トラジャかしら。」
「最高峰、というからには
キリマンジャロ山の
キリマンジャロに違いない。」
この場合には、
値段での最高峰です。
実際のところ、
コーヒーにもなかなか
深い世界があり、
品質で言うと、千差万別でしょう。
ここでお話している
コーヒーは、もちろん
美味しいですが、その価格を
最高峰にしているのはストーリーです。
人々は、コーヒーの味と品質とともに
ストーリーを飲み、味わうのです。
それは
ジャコウ猫コーヒーです。
インドネシア・バリ島北部の
シンガラジャ近郊産が
有名だと思います。
ジャコウ猫というバリ島に
棲息する猫は、黒で顔がとがっていて
ぱっと見小柄なクマのような
印象を与えます。
が、とにかくネコ科の動物で、
これにコーヒーで有名なインドネシア、
その中でもバリのコーヒー豆を
このジャコウ猫に食べさせるのです。
ところが、実はジャコウ猫は
コーヒーを
ほとんど消化できませんので、
コーヒー豆は排泄物として出てきます。
それでもジャコウ猫の
口から始まる消化器官
をコーヒー豆が通るうちに
ほどよく発酵し、再上質のコーヒーとなります。
実際にはプロセスで
きめ細かな精製がなされるのですが、
基本は、動物のお腹を通す
ということです。
ジャコウ猫がコーヒー豆を
生で食べて、ほどよく発酵させて
排泄物として出し、それを精製して
高級高額コーヒーにする。
この話を聞いたときに、
豆を売っている店先に
檻があって、その中では
ジャコウ猫がぐったりと寝ていました。
おりしも蚊が
目の前をプーン、と
飛んでいます。
『これは、どこかで
聞いた話だぞ。』
そこで思い出したのが、
例の超高級料理である
蚊の目玉スープです。
蚊の目玉を材料として
スープを作るには、
蚊の目玉をたくさん
集めてこなくてはならない。
ところが飛んでいる蚊を
一匹ずつ捕まえていたら
時間がいくらあっても足りない。
また、鮮度の問題もある。
さらには、ほしいのは
蚊の目玉だけで、
他の身体の部分はいらない。
どんな病原菌をもっているか
わからない。
「うっかり、マラリア原虫など
スープに入ってしまってはいけない。」
したがって、
蚊を食べる特定のコウモリの糞
に着目します。
目玉だけが消化されずに
糞に混じって出てくるので、
濾過して、スープの原料に
使う。
コウモリの巣から糞をとってくる
のは、採取者の命がかかっています。
したがって、このスープは
それこそ、目玉が飛び出るような
高額料理となるのです。
ここでのジャコウ猫コーヒーは
まさにこれと同じ理屈です。
ストーリーがあります。
動物の消化器官、
とくに小腸を通じての
ストーリー。
小腸ストーリーです。
私たちはこの小腸ストーリーに
お金を払うのです。
小腸は私たちを感動させるからです。
それは、私たち自身も
もともと1本の消化器官だからですね。
「これはいい話を聞いた。」と、
人体でやってみようという
人も現われるかもしれません。
やめておいた方がいいでしょう。
やはりジャコウ猫のように
チャーミングでないと。
ご精読ありがとうございます。
懐中温泉