懐中温泉です。
本ブログをご訪問いただき、
心より感謝いたします。
アラジンもびっくり
いや、驚きました。
なにがって、
それは『千夜一夜物語』にです。
https://youtu.be/qfsbRPtVscQ
これまで、1001夜のうちの
第8夜まできました。
文庫本で全11巻のうち第1巻の
最初の200頁くらいまでです。
そもそもなぜこの長い夜話が
はじまったのか、という
前提の話こそ、いわゆるそっち系の
話でした。
が、それ以降は、別に
良い子のお坊ちゃんやお嬢ちゃんには
決して聞かせられない、というくだりは
ほとんどありませんでした。
そういうシーンもないでは
ないのですが、表現の工夫次第で
どのようにでもなり、少なくとも、
ストーリーの主要な筋ではない。
ストーリーとは、
似ているスタート
↓
チャレンジ
↓
突然の出会い・発見・ひらめき
↓
成功の連続
↓
パターンを構築
↓
他の人たちも次々と成功
↓
次はあなたの番です
という骨格を共通してもつとされます。
それは「神話の法則」
として分析されています。
この神話の法則、
ストーリーの骨格を抽出する
材料となったのではないか。
そしてその分析は
まさにこの『千夜一夜』を題材に
したのではないか。
そのように思ってしまうほどに
なじみのあるストーリー展開で、
物語の古典として、学ぶことは
多い。
バートンの注釈もたっぷりと
あるし、
それほど「あら、いやん」
ではないなあ。
と思いながらも、
あなたもご存知と思いますが、
本来が謹厳実直な私は
読み進めていました。
哺乳類脳のはたらきの拡大のためにも、
またストーリー展開を学ぶためにも。
なにしろ、
才色兼備で古今東西の
学識をその美しい容姿の内におさめた
シャーラザッド(シェヘラザード)の語りです。
彼女は、明日をも知れぬ身とはいえ、
もともとが大臣の娘であり、
今や国王と寝所をともにする、
王妃の位置にある高貴な女性です。
表現は、ごく穏やかに抑えても、
描写は克明に、またふんだんに
織り込まれる詩編も情緒たっぷりに。
さすがだなあ。
ただ素直に、冒険物語中心の
話の展開に胸躍らせながら
文字通り想像をたくましく
させてきました。
哺乳類脳のみならず、理性脳も
さかんに働かせていたのです。
『勉強になるなあ。』
将来は、人の命を
救うお医者さんになりたい、と
無理して親に言って買ってもらった
医学書を読む小学生。
そんな感じでいたのですが、
この第9夜以降の
「バグダッドの軽子と3人の女」
に入ると、様相ががらりと変わりました。
今挙げた、医学書を読む小学生でいうと、
突如泌尿器科のくだりに
入ったようなもの、という
感じでしょうか。
親に、不意に
「なんの勉強をしてるの?」
と背後から聞かれたら、
思わず頁を閉じてしまうような部分です。
「医学の勉強だよ。」
いや、驚きです。
バグダッドの都で
運搬業というかポーターをする
軽子(かるこ)の男。
彼がお客になった
広いお屋敷に暮らす絶世の美女3姉妹
と秘密の痴態を繰り広げるところから
お話が始まります。
これまでの冒険潭(ぼうけんたん)
とはうってかわった、
正直、卑猥そのものの
お話です。
とても、良い子には
聞かせられない。
「旅人の宿」
このように表現すれば、
きれいですが、3姉妹は
次々に軽子に、その部分の名前を
言わせるのです。
放送禁止とされる名称も
繰り返し出てきます。
その名称は確かに、今や
謹厳そのものが辞書になったような
『広辞苑』でも収録していますが、
なにしろ放送禁止用語です。
これを、幾度も楽しげに
口にするのは、
シャーラザッドです。
これを聞き、大いに楽しみ
笑いながらも、国王は、
『確か、彼女はついこの間まで
生娘だったはず。それは私が自分で
確かめたから、間違いない。
しかし、それにしては…』
まさにアラジンもびっくりの
展開です。
https://www.naturalsuccess.jp/xpower/opt/#vvY0PE
ご精読ありがとうございます。
懐中温泉