尼寺へ行け | 「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

「中年の危機」に陥った、ごく普通の50代男性が、3日・2週間・1ヶ月の3段階で人生をやり直す、潜在意識活用システム 真「幸せの時間」

潜在意識の働きで、あなたは「スーパーなあなた」になるのです。そのための素材・方法も実はあなたの手元にすでに多くあります。ここでは、あなたがそれを見出し、活用するお手伝いをいたします。胎児(あなた)は、胎児(あなた)の夢により進化します。

懐中温泉です。


本ブログをご訪問いただき
心より感謝いたします。


尼寺へ行け


このセリフは、
やはりW・シェイクスピアの
戯曲『ハムレット』からのものです。


この戯曲は
正式名が
『デンマークの王子ハムレットの悲劇』
であり、まさに悲劇です。


デンマーク王子ハムレットが、
父を殺し母を奪い王位を
簒奪した叔父を討ち、
復讐を果たす


骨肉を争う、といいますが
なるほど悲劇の多くは
骨肉を争うもので、この話は
その典型と言えます。


『ハムレット』
は数々の名言を含みます。


現代で言えば
『ガンダム』が名言の
宝庫であるように。


その中でも
最も有名なセリフの1つは
もちろん、

生きるか、死ぬか
それが問題だ

To be, or not to be..
 that is the question.

でしょう。

そして、ここで取り上げる

「尼寺へ行け」
も名言ですね。

これに続けて

「これでお別れだfarewell」
となります。

この場合には

というよりも痛切さがともないます。


自分の恋人であるオフィーリアが
図らずも政治の道具となり
ハムレットの動向を探る役割を
してしまう。


そのことに気づき、
いたたまれず、恋人への
愛を断ち切ろうとして
ハムレットへ語りかける。


しかし、父親の死後ほどなく
その弟である叔父と再婚した母を
含め、女性全般への不信を抱く彼は
上の言葉をののしりとして投げつけます。


なによりも、この当時、
すなわち中世から当戯曲が書かれた
17世紀の初めの頃までの
あくまでも通念ですが、


尼寺という言葉には、
売春が行われる場所
という意味合いが
含まれていたのです。


中世イタリア・
ルネサンス期の有名な小説
『デカメロン』でも、
面白おかしく描写されています。


一種のファンタジーでもありました。


たとえば未亡人という言葉に
その種の陰翳を帯びさせるように。


日本でも、
古典などをひもとくと
尼寺の尼僧に対しての
ファンタジーが種々描かれています。




あるとき、
イギリス留学中の指導教官である
恩師が、私に言いました。


「尼寺へ行きなさい」


文学はさほど詳しくなく、
まして原文で読んだものなど
ほとんどありませんがさすがに
このセリフは知っています。


もちろん、恩師はしゃれとして
言ったのですが、
修道尼院での体験滞在を
すすめてくれたのです。


それは、ロンドンの南東部に
位置するケント州にある
女子修道院です。


恩師は、静養のために年に
1度か2度、1・2週間
そこで過ごしていたのです。

文字通り静養です。

基本的に何もしない。


ただ静かに過ごす。


たぶん、
少し肩の凝らないような随筆を読んだり、
院内を歩いたり、礼拝に参加したり
するでしょうが、とくに決まりはありません。


手紙を書くのもいいですね。


もちろん親しみの手紙です。


しかし、最もおすすめできる
過ごし方は、
瞑想
です。


もちろん、外部への出入は自由ですし、
外でアルコールを購入して、自室で
少々飲むことも差し支えありません。


しかし、仕事はしないのです。


恩師が尼寺へ行くことを
私に勧めたのは
私が典型的な日本人として、
働いてばかりいたからです。


彼女は、私が働きすぎて
休養をとらず、それにより
疲弊し、創造性を失うことを
危惧したのです。


休養とは、
仕事をしないことです。


もちろん、その場合、
物理的な作業をしない
と言う意味です。


おそらく、
集中・放念のプロセスで言えば
放念の方の仕事は潜在意識が
続けているのです。


それは、あとから
段々わかるようになりましたが、
最初、そのように言われたときには
正直、いささか苦痛でした。


仕事の道具を
もっていかないのか?


苦痛と感じるということは
作業を続けていて、中断されるのがいやだった、
休んでいなかった
ということです。


よし、何もしないぞ

さて、何もしないとは
どうするんだっけ?


とあらためて思い出す必要が
あったほどです。


それほどまでに
無用に肩に力が
入っていたのです。


エネルギーの有効活用が
うまくできていなかった、
ということになります。


あなたが
本当に休養が必要なときを
見極めるには、


ステップ1

まず、2週間休みをとること
を考える


ステップ2


2週間休みをとることが
そもそも苦痛なら。


あなたにはだからこそ
休養が必要です。


そのまま
ステップ3

休みをとる。

できれば修道尼院が望ましい。


ステップ4

何もせず、休養も
実は大切な仕事の一環聖として
遂行する。


さあ、あなたも今すぐ
尼寺へ生きましょう。



ご精読ありがとうございます。

海中温泉