黒瀬友里

黒瀬友里

黒瀬友里ブログです。

ある人にすすめられて観始めた
韓国ドラマ『私のおじさん』

正直、1話は……

「ん? これ、いつ面白くなるんだろう」

だった。

ところが2話あたりから空気が変わり、
5話くらいから完全に持っていかれた。

後半はもう、
ずっと泣いていた。

死ぬほど泣いた。

3日間で一気に駆け抜け、
睡眠時間は1日2時間。

……さすがに身体には悪い(笑)

でも、止められなかった。

なぜ、こんなに刺さったんだろう。

「人は人によって救われる」

相手を想ってする、
小さな優しさ。

それが人の人生を
少しずつ変えていく。

この「優しさ」が、
たまらなく好きだった。

そして、
この脚本家、すごいな……

と思った。

パク・ヘヨンさん。

人間の嫌なところも
情けないところも
愛おしいところも
全部そのまま置いていく。

だから登場人物が
「役」に見えない。

そこに、本当に人間がいる。

そして何より、
俳優の芝居。

主演のイ・ソンギュン。

感情を説明しない。

なのに、
その人が抱えている人生が見える。

引き算すればするほど、深くなる芝居。

私は俳優だから、
余計にやられた。

そしてIU。
この人もすごかった。

人を信じることを
もう諦めてしまったような目なのに、
その奥には、
本当は誰かに気づいてほしい、
というものがちゃんとある。

一挙手一投足から
目が離せなかった。

そして、
借金取りを演じたチャン・ギヨン。

社会の底辺で生きている人間の匂い。

怖いだけじゃない。
哀しさも、人間味もある。

この役、
すごく好きだった。

そして途中から、
どうしても思ってしまう。

イ・ソンギュンさんは、
もうこの世にいない。

こんな芝居をする人が、
もういない。

残念で仕方ない。

このドラマを教えてくれた人にも、
感謝したい。