日本時間の2024/10/2(水)に「Windows 11 24H2」がリリースされました。
「Windows 11のダウンロード」のページからダウンロードすることが出来ます。
「Windows関連の最近の話題」というブログで、Insider Previewの評価時に気付いたことをご紹介したので、新たにご紹介することはあまり無いのですが、折角ですので、少し補足しましょう。
私は、「Windows 11のインストールメディアを作成する」というメニューでUSBメディアを作成します。
それを使って、どうにでも出来るPCにWindows 11をクリーンインストールします。
クリーンインストールした直後の「OSビルド」は「26100.1742」でした。
これがこのブログのタイトルの意味です。
Insider Previewの時と比べて、クリーンインストール時の画面が少し変わっていました。
こんな風に、一部が英語表記になっています。
ここも。
この点については、「26100.1150」の頃よりも退化した感じですね。
恐らく、それほど遠くない将来、修正されたイメージに差し替えられて、OSビルドも少し先のものになると思います。
キーボード設定が「英語キーボード(101/102キー)」になる点については修正されたようです。
それと、どうでもいい話ですが、Windows回復環境を起動した時のメニューのイラストが23H2と比べて、少し変更されていることに気付きました。
ここからが肝心なところです。
Windows 11 24H2に限った話ではないのですが、私が一番危惧しているのは、「デバイスの暗号化」についてです。
Windows 11 24H2、BitLockerデバイス暗号化がデフォルトで有効化の見込み | TECH+(テックプラス) (mynavi.jp)
こちらのWeb記事でも紹介されていました。
ちなみに、「デバイスの暗号化」に対応していないPCに対して、Windows 11 24H2にアップデートした場合は、「デバイスの暗号化」は「オフ」になります。
クリーンインストールした場合は、下のように「プライバシーとセキュリティ」→「デバイスの暗号化」で確認すると「オン」になっています。
Proエディションの場合は、「BitLockerドライブ暗号化」で状態を確認することが出来ます。
「BitLockerはアクティブ化を待機中です」になっています。
ややこしいのですが、「暗号化の処理自体は完了しているものの、BitLockerによる保護は有効になっていない」という意味です。
現在販売されている大半のPCも、購入したばかりの時はこの状態になっています。
さらに、Microsoftアカウントでサインインすると、BitLockerによる保護が有効になり、下のような表示に変わります。
この状態になると、PCの起動時に下のような画面が表示される可能性があります。
この画面が表示される原因は、PCの修理、BIOSのアップデート、BIOS設定の変更、PIN入力間違いの繰り返し、不正なシャットダウンの繰り返しなどがありますが、Windows Updateで更新プログラムがインストールされたことで表示されるケースもあるようです。
恐らく、私が知らないような理由で表示されるケースもあるのだろうと思います。
そして、「回復キーが判らなくて詰む」ということになるのですが、Microsoftアカウントが判っていれば、そちらから確認出来ますので、諦めないでください。
解決!!マイクロソフトアカウントから Bitlocker回復キー を探す!!|パソコン修理 パソコンドック24 (pcdock24.com)
Proエディションの場合は「コントロールパネル」の中の「BitLockerドライブ暗号化」の中に、Homeエディションの場合は「コントロールパネル」の「デバイスの暗号化」の中に、「回復キーのバックアップ」というメニューがあります。
下はHomeエディションの場合です。
今のうちに、回復キーをUSBメモリなどにファイルで出力して、スマホに送っておきましょう。
「デバイスの暗号化」の話は、全てのWindows PCユーザーに正しく理解してもらいたいと思っていて、いろいろな方法で啓発、情報発信を行っているのですが、なかなか浸透しません。
是非、お知り合いの方にも教えてあげるようにしてください。
おしまい