私が、その赤いポスターを初めて目にしたのは、忘れもしない、3/2(土)のことです。
ウソです。忘れてました。
スマホの写真の履歴などを遡って思い出しました。
王子の飛鳥山公園の近くでたまたま見かけたんです。
7/7(日)投開票の「東京都議会議員補欠選挙 北区選挙区」に立候補している、某大政党の方の個人ポスターです。
ぶっちゃけ、最初に見た時は特に何も思いませんでした。
そもそも、「ポスターで顔と名前を知ったから」という理由でその人に投票する有権者は、かなり限られるだろうと思っていましたので。
こまざき美紀さんが「都民ファーストの会」に所属して、「都政と北区をつなぐ活動を行うこと」を発表されたのが、4/9(火)のことです。
その後、「政治活動用のポスター(二連ポスター)」が出来上がって、こまざきさん個人のポスターから「二連ポスター」に貼り替える作業を、私たちボランティアが行ったのが、4月の下旬から5月の中旬にかけてでした。
※そのままではマズいのかどうか判らないのですが、念のためぼかします
その作業を行っている頃に、少々印象が変わって来ました。
「なんか、赤いポスターがやたらと増えてね?」
同じ党の別の方のポスターが貼ってあったところが、赤いポスターにどんどんと貼り替わっていくのです。
「おかしいな。ここにはこまざきさんのポスターが貼ってあったはずなんだけど、赤いポスターに変わってる。。」ということも何度かありました。
ちなみに、北区内でこまざきさんのポスターを貼らせていただいているところは、約300か所です。
恐らく、その3倍以上の数の赤いポスターが北区内に貼られていたと思います。
「こいつは、侮れんな。」
そんな風に印象が変化して行きました。
ポスターを見ただけで投票する人はそうそういないと思いますが、何か別のこととの合わせ技で印象付けられる、ということはあり得ると思います。
どこかでその人の名前を聞いたり、誰かが推していること聞いたりした後にポスターを見たら、「ああ、この人か」となって「じゃあ入れようかな」と思わないとも限りません。
恐らく、北区にお住まいで、それなりに外を歩かれる人であれば、何度か赤いポスターを目にされていると思います。
それに比べると、こまざきさんのポスターは、数も少ないですが、正直なところ地域的な偏りもあります。
ポスターが少ないエリアにお住まいの方は、「見たことが無い」「知らない」という方も多くいらっしゃるでしょう。
とにかく、こまざきさんのことを知らずに投票に行く、もしくはそもそも投票に行かない、という人を出来る限り無くしたいというのが、私の想いなのです。
赤いポスターの方を支持している団体の機動力を感じたのは、「赤いポスターが増えていった時」だけではありませんでした。
6/22(土)の昼間、田端駅界隈を歩く機会があったのですが、それこそ、そこかしこに赤いポスターが貼られていました。
「あれ?おかしいな?個人ポスターはそろそろ剥がさなきゃならない筈なのに。。」
そうか!剥がそうと思えばすぐにでも剥がせる機動力があるから、ギリギリまで貼っている作戦なんだ!!
そう気付いたのです。
ちなみに、こまざきさんの「二連ポスター」は6/19(水)までに貼り替えるか剥がす必要がありました。
私もそうですが、こまざきさんのボランティアの方は、普通に働いていて、平日は仕事がある方が大半です。
そのため、私は6/15(土)と6/16(日)の二日間を目いっぱい使って、自分の受け持ちである、約60か所のポスターを、他のボランティアの方と一緒に貼り替えて回りました。
二日間とも、大変天気が良くて暑い日でしたので、汗びっしょりになって、かなりヘロヘロになりました。
赤いポスター支持の人は、こんな苦労しないんだろうなあ。人的なリソースもたっぷりあるんだろう。
私が肌で感じたこの感覚は、恐らく正しいものだろうと思います。
こまざきさんは、知名度や人気度、実績で言えば、決して負けていないと思いますが、それだけでは測れないのが「組織票」の怖さなんです。
「その人がどんな人なのか」考えもせずに入れられてしまう票が、相当数あるということです。
現在は、北区各地の掲示板に、候補者4名のポスターが公平に貼り出されています。
東京都知事選挙の方のポスター状況については触れたくもありませんが、東京都議補選の方はみなさんマトモだと思いますので、「選挙公報」などと合わせて見て、落ち着いて判断していただきたいと思います。
「自分自身の判断で投票する候補者を選べる」人の投票率が増えることで、本当に区民が期待している結果が出せるのだろうと思います。
その点も、北区の有権者の方には理解していただきたいところです。
みなさん、どうかくれぐれも油断せず、周りの方への働きかけも、よろしくお願いします。
おしまい