2/16~2/18の「川口エスニックフード祭り」の続きです。

 

このブログの最後に書いた通り、私は「川口エスニックツアー」のリターンを選択して、クラファンにエントリしました。

 

そして、日程調整の結果、4/27(土)に「川口エスニックツアー」が開催されることになったのです。

 

JR蕨駅の改札外で18時に待ち合わせます。

 

 

ちなみに、私はこの時点で、「川口エスニックツアー」がどういう条件で、どのように実施されるのかは、全く聞いていませんでした。

 

そういう点を含めて、何か若者ならではの企画を準備してくれるのだろうということを期待して、敢えて何も聞かずにいたのです。

 

やって来たのは、男性、女性1名ずつ。二人とも大学三年生です。

 

男性の方は、八重樫 海斗くんと言って、私は何度か面識があります。

 

彼らの案内に従って、蕨駅の東口に降ります。

 

クルド人と料理教室などをやってコミュニケーションしている人がいるので、まずはその人と会って話しをして欲しいんです。」とのこと。

 

ふうん、確かにクルド人問題は私も気になっているテーマです。

 

そして、蕨駅東口を進んで、少し見覚えのあるところに来ました。

 

ちくわぶの世界」というブログでご紹介している「ココシバ」というBOOKS&CAFEのある方向に向かっているな、と思ったのです。

 

ココシバって判ります?」と彼らに聞いてみたところ、「ええ。まさにこれからに行こうとしているところです。」と言うのです、

 

しかも、「ココシバは、前のオーナーから代替わりして、今日リニューアルオープンしてるんですよ。」とのこと。

 

私はこれを聞いて、不思議な縁にビックリしました。

 

私は「ココシバのオーナーが代替わりして、リニューアルオープンする」ということを知っていたのです!

 

川口の「第8電影」という映画館&バーに行った時に、たまたま「ココシバ」の前オーナーさんとカウンターで同席して、「今度、若者に店を引き継ぐことになったんですよ。」という話を聞いたばかりだったのです!

 

確かに、「ココシバ」は、私の記憶とはすっかり変わって、こざっぱりとした印象のお店に変貌していました。

 

 

「ココシバ」には、すでに中島直美さんという方がいらっしゃっていました。

 

<ふるさとごはん 埼玉に暮らす世界の人々>(1)苦難の涙 笑顔に変える クルド料理(川口):東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

こちらの記事などで紹介されていますが、「クルドの食卓」という本の著作者の方です。

 

中島さんと話してみて、一般の報道などから受けるクルド人に対する印象と、中島さんから見えるクルド人の実像とには、大きな乖離があるように感じました。

 

わざわざ時間を割いていただき、ありがとうございました。

 

こちらでは、マンゴージュースをいただきます。

 

 

「次は食事に行きましょう。」ということになったのですが、「ココシバ」のすぐ近くにある「AKI HALAL SHOP」というハラルフードのお店に寄り道しました。

 

店長さんに少し話しを聞きつつ、ここでは、ヒマワリの種ザクロジュースを購入しました。

 

 

ヒマワリの種の方は食べたことがありましたので、違和感は無かったのですが、ザクロジュースの方はなかなかにドクトクな味でしたねえ。

 

蕨駅の西口に移り、やって来たのは「BUI TAPIOCA」というベトナム料理のお店です。

 

 

写真の通り、看板には「TAPIOKA」と書かれているのですが、「TAPIOCA」が正しいようです。

 

ビルの2階にある、可愛らしい感じのお店でした。

 

メニューを見て、注文する品を選びます。

 

 

私は「チャールア玉子バインミー」にしました。「チャールア」というのは、ベトナム風のハムなんだそうです。

 

若者たちは、「ハノイのブンチャー」と「ミックスブンチャー」をチョイスしました。

 

 

ブンチャー」とは、ベトナムのつけ麺なんだそうです。

 

スナックメニューからは、「発酵豚肉巻きフライ」をチョイス。

 

 

まずは、ブンチャーが出て来ました。

 

どっちが「ハノイのブンチャー」でどっちが「ミックスブンチャー」だったか忘れたのですが、多分こっちがミックスじゃないかな。

 

 

こちらがつけ汁。

 

 

そして、恐らくこちらが「ハノイのブンチャー」です。

 

麺が、フォーとは全然違うんですね。

 

 

つけ汁にお肉のような具が入っていたのが、「ハノイのブンチャー」だったように思います。

 

 

そして、私の「チャールア玉子バインミー」も登場します。

 

私は、パクチーが苦手なので、パクチー無しにしてもらいました。

 

 

残念ながら、どれがチャールアなのか判りませんね。

 

でも、食べてみると確かにハムっぽいやつがいました。

 

 

クセも無く、あっさりと食べられましたよ。

 

私は、ビールもいただきました。ベトナムビールが品切れだと言うので、普通のビールでしたが。

 

しばらくして、「発酵豚肉巻きフライ」も登場しました。

 

 

肉に少し甘味があるような感じがしたのですが、そこが「発酵」なんでしょうね。

 

食事をしながら若者たちともいろいろ話しをしたのですが、私からした方の話をひとつ紹介します。

 

赤羽にあった「ケボラアセーレ」というお店のキューバサンドが最高に美味かったんです。なので、「川口エスニックフード祭り」の時も、キューバサンドが食べられることを一番の楽しみにしていて、2軒で食べ比べをしたんです。でも、残念ながら、「ケボラアセーレ」のキューバサンドとは、だいぶコンセプトが異なるものでした。「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」という映画があって、これはキューバサンドをテーマにしたものなんですが、これを観ると、絶対にキューバサンドが食べたくなるし、ストーリー的にもほんわかするので、お勧めですよ。

 

若者たちから聞いた話で印象に残ったのは、「マートコバヤシ」の話です。

 

川口市芝にある青果店なのですが、クルド人などのお客さんたちのLINEグループを作り、そこにお買い得商品の情報を流すと、結構な割合で買いに来てくれるんだそうです。

 

SNSの有効な活用方法だなあ、と感心しました。

 

食事の代金は、私がクラファンで入れたお金の内で賄ってもらいました。ビール飲んじゃってゴメンね。

 

その後、「芝園団地」に案内してもらうことになりました。

 

芝園団地は、住民の大半が中国人などの外国人で、以前は生活習慣などの違いから、ごみの出し方などの問題があったものの、学生ボランティア団体の活動によって、日本人と外国人との交流が生まれ、現在では普通に共生できているんだそうです。

 

芝園団地には、「新都アジア物産」という中国・韓国・ベトナム・アジアの食材などを扱う大きなスーパーがあり、そこに連れていってもらいました。

 

どうやって食べるんだろう?と思えるような食材がいろいろある中、カップ麺とインスタント麺を選んでお土産にしました。

 

 

その後、夜の芝園団地を歩きながら、若者二人と話しをしました。

 

女性の方の方は、学生団体の機関紙のようなものを作成していて、デザインやら記事の執筆などもされているそうなのですが、制作のための資金を出してくれるスポンサーがなかなか見つからない、と言われていました。

 

SNSを活用して、相手の人が取り組んでいることや、興味のあることについて、応援したり、後押ししたりするような情報発信やフォローをしてあげたら、喜んでもらえるんじゃないでしょうか。そういうことって、お金では買えないし、若者ならではのネットワークを活用することで、相手に取っての価値になるんじゃないでしょうか。

 

そんなようなことをアドバイスしました。

 

実は、私自身が、「そういうリターンが受けられるなら、クラファンなんか全然するんだけどなあ。」と思っていたからです。

 

お金をかけずに価値を産み出すこと、簡単ではないでしょうけど、若い人ならなおさら、そういうことが出来る可能性を持っているように思うのです。

 

私は、今回の「川口エスニックツアー」で、自分の住む街の知らなかった面をいろいろと教えてもらうことが出来て、結構なカルチャーショックを感じました。

 

「ツアー」という言葉から想像していたことに対して、別の角度から超えて来るような企画を準備していただけたことにも満足しました。

 

彼らにとっても、私と会って話したことで、何か少しでも残るものがあったら嬉しいなあ、と思っています。無いでしょうけど。

 

さて後日、お土産にした麺を食べましたので、ふたつだけご紹介します。

 

まずは、こちらのカップ麺。「康師傅 葱香排骨麺」ですかね?袋麺の情報はAmazonなどにあったのですが、カップ麺については情報が見つかりませんでした。

 

 

日本語が一切書かれていない、ガチのやつですね。

 

内容物はこんな感じ。折りたたまれたフォークが付いています。

 

 

お湯を入れる線は辛うじてあるものの、何分待てばよいのか、どこを見ても判りませんでした。

 

 

3分半ほどで食べてみましたが、まあ普通に美味しいカップ麺でしたよ。日本製では同じような味のものは無いですね。

 

もうひとつ。「インスタント麺 Omachi MiTronスパゲッティ」です。

 

ラーメンではなく、スパゲッティなんですね。

 

 

Omachi Xot Spaghetti 〜 インスタントスパゲティ? | フードアナリストちぇりのホーチミンの美味いもん (cheritheglutton.com)

 

こちらは、食べている人のWeb記事もみつかりました。

 

麺と具を茹でてお湯を切り、ボウルに入れてソースをかけます。

 

 

よく合えて完成です!

 

 

うん!普通に美味い。

 

両方とも、同じものをもう一度食べたいとまでは思いませんが、他の味のものならチャレンジしてみたいと思わせるポテンシャルは持っていましたよ。

 

そんなこんなで、とても楽しめた「川口エスニックツアー」でした。

 

来年も「川口エスニックフード祭り」は開催される予定のようですので、開催前だけでなく、継続的にアカウントは育てていって、川口関係の人との繋がりを深めておくと良いと思います!!

 

おしまい

 

https://x.com/user_sup/