4/23(日)以前と4/24(月)以降とでは、どうしようも無く大きな心持ちの変化がありました。
一番は、自分自身に対する猛烈な無力感です。「結局、何の役にも立てなかった。。」
「投票率を上げよう!」と繰り返し言い続けて来たにも関わらず、結果的には下がっていたのですから。。
でもぶっちゃけ、北区民に対する絶望感も大きくありました。
電車で赤羽駅から田端駅間を通過するだけでも、穏やかでない心境になります。
「あんたたち、一体何を見て来たんだ?」
「こんな結果にしてしまって、どうして平気でいられるんだ?」
4/24(月)は飲まずにはいられませんでしたが、途中下車をする気にもならなかったので、事務に寄った後に地元川口の「岩下の新生姜がある立ち飲み」「酒スタンドガソリン」に足を運びました。
カウンターの一番右にいた男性客の左隣に失礼して入らせていただき、ホッピーの白を注文します。
普段であればホッピーから写真を撮ってツイートするのですが、そういう気にもなりません。
出て来たなかのジョッキにホッピーを注ぎ、一気に8割ほどを流し込みます。
すると、右隣りの男性が「エッ」というような反応を見せたように感じました。
一杯目を飲み終えて、なかを注文します。
すると、右隣りの男性から「いや。いい飲みっぷりですねえ。」と話しかけられました。
「ああ。事務上がりで喉が渇いてたもんで。」とごまかします。
「ホッピーは、ビールよりもゴクゴク飲めるので好きなんですよ。」
ふと見ると、右隣りの男性も、左隣りの一人客の男性も、ホッピーを飲んでいます。
「ホッピー良いですよねえ。私は白ホッピー派なんですが、55ホッピーなんてのもあるらしいですね。私は飲んだこと無いんですが。」
などと、ホッピー話でひとしきり盛り上がります。
私はいつもの通り「岩下の新生姜」を注文していました。
「岩下の新生姜、普段食べますか?この店には、私がリクエストして置いてもらうようになったんですよ。」
左隣の方は食べたことが無いそうです。
「ああ。じゃあ一度食べてみるといい。ついでに岩下の新生姜サワーも飲んでみたら。」などと話が弾みます。
私はこの日、岩下の新生姜と組み合わせるために、「ししゃもフライタルタルソース」を注文していました。
「岩下の新生姜は、フライとタルタルソースとは抜群に合うんですよ。他にはねえ。この「ちくわぶ塩辛炒め」なんてのにも合いますよ。私もこれまで、いろんなちくわぶ料理を食べて来ましたけど、この「ちくわぶ塩辛炒め」ってのは、そのどれとも違う魅力があるんですよねえ。」
「へえ。そうなんですね。」と、右隣の男性。
(いや、そこは「いろんなちくわぶ料理ってなんなんすか!ちくわぶなんておでんだけでしょ!」ってツッコんでよ。)
「ちくわぶ料理研究家の方が王子にいらっしゃいますよね。」と男性。
「なんで知ってんねん!」
「いや。「マツコの知らない世界」に出たの見てましたから。私、王子から川口に最近引っ越して来たんですよ。」
丸山店長のことを知っているのも驚きですが、北区から川口に引っ越して来られた、というのにも、ミョーな縁を感じます。
どうしようかなあ。と思ったのですが、ついつい「北区にお住まいだったのなら、昨日の北区長選挙、見られてました?」と聞いてしまいました。
「実は私、こまざき美紀さんのボランティアをして、ちょー応援してたんですよ。」
「こまざきさん、何度かお見掛けしたことありますよ。当選して欲しかったですけど残念でしたねえ。」
実はそのあと、こまざきさんのことに関して、どんなことをお話したのかは、酔っていてあまり良く覚えていないのです。
ただ、そんなタイミングでしたので、選挙の結果に対する自分の想いを、ついつい暑苦しく語ってしまったのではないかと思います。
いかんいかん。こんなオッサンの話に付き合わせてしまっては申し訳ない。
と思って、勘定を済ませて先に出ることにしました。
そして、店を出てふと振り返ってお店の写真を撮りました。
こんなタイミングで、丸山店長のことも、こまざきさんのことも知っている人と偶然隣り合うなんて、本当に不思議な縁を感じます。
ヘンな話に付き合わせてしまって申し訳無かったのですが、このことで、私の心は少し軽くなったような気がしました。
もしよろしければまた「岩下の新生姜を出す立ち飲み」でお会いしましょう。
おしまい