これを食べてみようと思ったきっかけは、JRの電車内で流れている動画のCMです。

 

鈴木京香さんが、美味そうにこのラーメンを食べています。

 

 

鈴木京香さんも好きなのですが、冷凍のラーメンというのにもなかなかの信頼を置いています。

 

以前に「四海楼監修 ちゃんぽん」という冷凍のやつを食べてみて、「へえ。そこそこ再現してるもんだなあ。」と感心したことを覚えています。

 

そんな風に、冷凍ラーメンのレベルがアップしている中でリリースする「日清本麺」。

 

相応の自信があるのだろうと見たわけです。

 

一度スーパーで探して見つけたのですが、比較的カサがあります。

 

これを家族3人分、冷凍庫で保管するのは、キツいものがあります。

 

これは、食べる直前に買って来てすぐに調理するようにしなければ、と考えました。

 

そして、4/17(日)の昼飯はこれにしよう、と家族と調整した上で、私が買って帰ることにしたのです。

 

ところが、一軒目のスーパーには置いてありませんでした。

 

二軒目のスーパーで発見したのですが、売り切れになる寸前でした。

 

こくうま醤油を2個と、ゆず塩を1個買います。

 

 

実はこの日、嫁さんと息子は買い物に行っていたので、まず私は自分の分を作って食べることにします。

 

まず、予想を裏切られたのが、電子レンジで調理するタイプの商品だったことです。

 

 

てっきり、上述の「四海楼監修 ちゃんぽん」のように鍋で熱するタイプのものだと思っていたのです。

 

なるほど。確かに鍋を使うより、レンチンとお湯で出来た方が手軽だと感じる人もいるのだろうなあ。

 

中身を取り出してみるとこんな感じ。

 

液体スープと、具と一体になった麺が入っています。

 

 

麺と具は、お皿に載せて600Wで5分レンチンします。

 

 

袋に書かれた「調理方法」では、丼にスープを作っておいて、そこにレンチンした麺と具を投入する、という手順だったのですが、汁がはねるのが怖いので、順番を逆にします。

 

 

丼に入れた麺と具の上から、鍋で温めたスープを張ります。

 

スープも冷凍になっているので、良く温めて解かしてからお湯に溶くようにすることが重要です。

 

 

上の写真を見てお判りになるでしょうか。

 

麺とスープをドッキングさせただけでは、麺が固まったままなのです。

 

箸を使って、入念にほぐす必要があります。

 

 

このほぐし作業が結構大変でした。

 

こうなると、レンチンの方がラクなのか、鍋で炊いた方が面倒無いのか、少々疑問になって来ます。

 

 

そして、いよいよ実食。

 

ああ。うん。そうか。

 

私は勝手に、この商品には「麺の再現度」を期待していました。

 

お店で食べるラーメンと遜色のない麺に仕上がることが売りだと思っていたのです。

 

その点では少々期待を裏切られました。

 

麺はやはり冷凍の麺です。

 

生麺を茹でたものとは明らかに違います。

 

30年ほど前、初めて加ト吉の冷凍さぬきうどんを食べた時は感動しました。

 

こんなうまいシコシコのうどんが、鍋で軽く茹でるだけで再現出来るなら、うどん屋に食いに行く必要無くなるじゃないか。とすら思いました。

 

実際には、うどん屋にはうどん屋の良さがあった訳ですが。

 

少なくとも「日清本麺」にはこの時のような感動や衝撃は感じませんでした。

 

買い物から帰って来た嫁さんと息子には、こくうま醤油の方を作って食わせたのですが、思いの外気に入っています。

 

息子曰く、「まあ、麺はちょっと本物とは違うけど、この位の値段でこの位手軽に食べれるんならアリじゃない?スープは美味いよ。

 

確かにスープは美味いんです。

 

全体的に見れば出来は悪く無いんです。

 

私が勝手に麺の再現度に期待しすぎてしまったのが良くないのでしょう。

 

端的に言うと、「江戸玉川屋」で買った生麺を茹でて、スープと合わせて食べた方が幸福感が得られる、というのが私の率直な感想です。もちろん、コストパフォーマンスも加味した上です。

 

ただ、息子の言うように、ある方向のユーザーのニーズは満たしている商品だとも思います。

 

つまり、一食の価値あり、ということです。

 

一度は試してみることをお勧めします。

 

おしまい

 

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