「半チャンラーメン」はほぼ全ての日本人に取って、夢のようなメニューです。
人は誰しも、チャーハンが食べたい時は同時にラーメンも食べたくなり、ラーメンだけでもの足りない時は、少しチャーハンも食べたくなるものです。
いにしえから続く、そんな人々の欲望を具現化したメニューが「半チャンラーメン」です。
これを発明した人には、ノーベル平和賞を授与すべきでしょう。
但し、そんな「半チャンラーメン」にも、ひとつだけ致命的な弱点があります。
ラーメンではなく、チャーハンをメインに食べたい。でもラーメンも欲しいよな。
そんな時、「半チャンラーメン」の半チャーハンは少し物足りなく感じられる、というウイークポイントがあるのです。
6/5(土)の昼が、まさにそんなシチュエーションでした。
前から何度かトライして、タイミングが合わずにいた、チャーハンを看板メニューに謳っている店に行ってみることにしたのです。
本来であれば、看板であるチャーハンをフルで注文したいところなのですが、残念なことに「半ラーチャーハン」に当たるメニューは無さそうです。
ラーメンも食べてみたかったので、素直に「半チャンラーメン」で手を打つことにしました。
先に出て来たのは半チャーハン。
ふむ。美味い。美味いな。
。。でも、特別ではない。
やがてラーメンも出て来ました。イメージ通りのシンプルな醤油ラーメンです。
こちらも見た目通り。悪くない。
ただ、私の心は何となくときめかないのです。
期待値が高すぎたのかも知れません。
美味しいことは美味しいのですが、端的に言って、リピートするほどの魅力が感じられないのです。
当たり前ですが、綺麗に完食します。
うーん。やはりこのくらいか。
私の中に何となく不完全燃焼感が残りました。
ただこの時は、「半チャンラーメン」をシーズンものにしようとまでは思っていませんでした。
6/9(水)の昼は、会社に出社しており、近くのスーパーのフードコートで昼飯にすることにしました。
以前はうどん屋だったところが、新しく中華料理店に替わっています。
折角だからここを試してみよう。
ふんふん。半チャーハンのセットってのがあるな。
合わせる麺類はいくつかあるけど、ここはやはりシンプルな醤油ラーメンで様子を見よう。
そして、いわゆる「半チャンラーメン」のセットになりました。
そして、この時撮った写真は、この一枚きりです。
つまり、敢えて写真を撮り足すほどの魅力を感じなかったのです。
チャーハンの方は、家で作る「ヤキメシ」風です。
ラーメンの方も、あまり拘りの無い感じのラーメンとスープ。
これだったら、こないだの店の方が全然いいな。
そして、その翌日、6/10(木)は在宅勤務でした。
こうなったら、連チャンで「半チャンラーメン」にしてやる。と心に決め、昼休みに車で少し行ったところの中華料理店に向かいました。
ここも、店の前は何度も通っていたのですが、初めて入る店です。
半チャーハンのセットはいくつかあったのですが、合わせる麺類にシンプルな醤油ラーメンがありません。
「野菜ラーメン」なるメニューがあったのですが、私は具の多いラーメンが好きではありません。
ここは、担担麺と合わせてみることにしました。
まずは担々麺から。見た目で判るかも知れませんが、いわゆる「普通」です。
いやむしろ、「フツー」と言った方がいいかも知れません。
胡麻のコクなどはあまり感じられません。具で誤魔化すタイプのラーメンのようです。
そして、半チャーハン。写真では判り難いかも知れませんが、「えっ?これで半チャーハンなの?全チャーハンじゃね?」と感じる程度の量がありました。
クオリティは、ミックスベジタブルを使用した風情から見て、推して知るべし、といったところです。
担担麺の方も比較的ボリュームがあったからかも知れませんが、やっつけるのに結構苦労して、腹一杯になった、という印象は残りました。
ここまでの3回戦は、いずれも不完全燃焼です。
シーズン1で本当にご紹介したいのは次の店です。
6/12(土)、この日は車で赤羽に行く用事がありました。結果的にその用事は必要無くなったのですが、それを知ったのは、すでに車を駐車場に停めた後でした。
そうか。折角赤羽に来たからな。昼飯でも食って帰ろう。
そう言えば「赤羽岩淵」駅の近くに町中華っぽいお店があったな。何となく気になるんだよな。行ってみよう。
おっ。なんかステキなポスターが貼ってある。確か「半チャンラーメンの女神」と呼ばれている方だ。「江戸玉川屋」周辺には無かったんだよな。これは幸先いいぞ。
そして、やって来たのは「支那そば 大陸」です。
なんか、イイ感じでしょう?
「赤羽マガジン」でも何度も紹介されているお店です。
赤羽の町中華“大陸”のカレーが素朴でとっても美味しかった!-安くて美味しい赤羽ランチで支那そばと半カレーセットー|赤羽マガジン新聞 (akabane-shinbun.com)
赤羽 大陸 “焼きそば”と“ソース焼きそば”を食べ比べてみたよ。|赤羽マガジン新聞 (akabane-shinbun.com)
赤羽大陸 自家製おすすめ味噌ラーメンセットを堪能してきたよ!|赤羽マガジン新聞 (akabane-shinbun.com)
赤羽の大陸のかた焼きそばとおにぎり!|赤羽マガジン新聞 (akabane-shinbun.com)
セットメニューの中から、半チャーハンと支那そばのセット730円を注文しました。
店名に「支那そば」を謳っているくらいですから、看板メニューなのでしょう。
ほど無く、出て来ました!
まずは支那そばから。
スープが透き通っていて、塩ラーメン風に見えるのですが、魚介?アサリ?っぽいような風味があって、じんわりと美味いんです。
あー。これ、好きなやつ!!
半チャーハンは可愛らしい量なのですが、半のクセにちゃんとチャーハンなんです。えらい!!
麺は細麺です。でも、コシがあって、サクっといけて、人気があることが良く判ります。
美味くて、一気に完食しました!
次回は絶対に「醤油ラーメン」を食べてみたい、と思わせるクオリティでした。
ようやく、4軒目にして、満足の行く「半チャンラーメン」に出会えた訳です。
「半チャンラーメン」。一見簡単そうに見えて実は奥深いメニューであることを今回、再認識しました。
「シーズン1」と言うことは、もちろん「シーズン2」もありますよー。
お楽しみにーー。
おしまい