「ちくわぶをみりんと醤油で炊こう」に続く、わぶろぐ第121弾です。
最近、ちくわぶ関係のツイートを探していて、似ている内容のツイートを2つ見つけました。
おでんの汁に、オイスターソースを入れるレシピが人気で、そのレシピを試してちくわぶも入れてみたら美味かった、という意味のツイートです。
1リットルの水に白だしを70cc、オイスターソース大さじ1、塩小さじ1/2というのが黄金比なのだそうです。
実際には、入れる具によっても少しづつ味は変わりますから、同じ味を再現させることは出来ないのですが、この「隠し味にオイスターソース」というワザが自分に合うものかどうかを試してみたくなりました。
すき焼きに入ったちくわぶの作成に大失敗したにも関わらず、懲りずにその翌日11/22にチャレンジすることにしました。
だって、もう具は揃えちったし。
ちなみに、味付けはその人気のレシピを踏襲するのですが、調理方法や具の選択は私の独自のやり方です。
私は、ホットクックという自動調理器具を持っているので、それを使って短時間炊いて暫く冷ます、という工程を何度か繰り返すという方法を用います。
それと、具によって何回炊くかも重要ですので、具を入れるタイミングは、具によって変えます。
私は勿論ちくわぶラバーなのですが、おでんで一番気を使う具は大根です。
大根に味が染みて美味しく食べることができなければ、おでんを作成する意味はほぼ無くなります。
大根にじっくりと味を染み込ませるためには、3回炊きが理想です。
具を追加するタイミングも3回に分けたいので、最近はこの3回炊き作戦を用いています。
1回に炊く時間は短時間なのですが、その後できるだけ冷ます時間を取りたいので、午後一から仕込みを始めます。
まずは、大根だけを少し厚めに切って1回目の炊きを行います。
レシピ通り、水1リットル、白だし70cc、オイスターソース大さじ1、塩小さじ1/2で炊くのですが、白だしに関しては「ミツカン白だし地鶏昆布」に決めています。
いろいろなメーカーの白だしを比較した訳ではないのですが、袋状のだしを使っておでんに合うだしをいろいろ研究した結果で、この白だしを使うのが、一番イメージに近いと思っているのです。
ちなみに、私がこの「ミツカン白だし地鶏昆布」を知るきっかけになったのは「近所にちくわぶの直売所があると聞いて」というWeb記事の中の「味のベースは、「皮だけおでん」の記事以来我が家の定番となった、鶏皮とミツカン「白だし 地鶏昆布」の組み合わせ。」という記載です。
その下にある、ちくわぶに汁を張っただけの写真がミョーに美味そうで、再現してみたいと思い、「ミツカン白だし地鶏昆布」買って来て以来、ハマっています。
この「ミツカン白だし地鶏昆布」ベースの汁で、ホットクックの混ぜて煮るモードで20分炊いたのがこの状態。
まだそんなに染みてる感は無いですよね。
これをそのまま2時間ほど冷まします。
冷ました後の方が、大根に味が染みているのが、見た目にも判ると思います。
2回目の炊きで追加したのは、ちくわぶとうずらの卵。
やはり、ホットクックの混ぜて煮るモードで20分炊きます。
2回目の炊きあがりでは、予想外に大根が崩れてしまいました。
良く染みている証拠でもあるのですが、ホントは綺麗な形で炊き上げたいところです。
混ぜないモードにすればよかったかな。
さらに2時間ほど冷ました後に、餅巾着とごぼう巻きを追加。
3回目は混ぜないモードで20分炊きました。
完成品を器に盛ります。
ちくわぶはカットする形状にもよるのですが、2回の炊きで結構クタクタになっています。
2日目のちくわぶが好きな人でも、満足行く出来栄えだと思います。
練り物は、旨味が逃げすぎないように敢えて1回のみの炊きにしてみました。
私は普段、おでんの練り物には、あまり重きを置かないのですが、今回は久しぶりに餅巾着を入れてみたので、こいつを美味しく食べたかったのです。
いざ実食!
うん。。うん。。美味い。。よ。でも。。ちょっと甘いな。
私の普段のレシピは、白だしを100ccを水で10倍に割って、2回目の炊きの時に鶏手羽を少量、2つか3つ加える、というものです。
鶏の皮から出るコクと、少し塩辛い味がベースとなった汁になる訳です。
ここは単に好みの違いかも知れませんが、やはり普段の自分のレシピの方が味的にしっくり来ますね。
オイスターソースの量を少し加減したらもっと良くなるかも知れませんが、そこまで追求してみたいというほどにも思いません。
一度試してみて、ああ、こんな雰囲気になるのか、ということが判っただけで気が済みました。
勿論、美味しくはあるのですが、私が極めたいと思っている味とは、だいぶ方向性が違うようです。
皆さん良かったら、私のレシピも一度試してみてください。と言いたいところですが、こんなど素人の、ただのちくわぶ好きの坊主のおっさんが言うことを信じる人もそうそういないでしょうし、さらには、それを実行に移してみる人なんて、まず皆無でしょう。
でも、王子の「平澤かまぼこ」さんのおでんを食べてみてください。だったら、やってくれる人もいるでしょうか。私はここの味に近づきたいと思っているのです。
リモートで同じ味を共有するのって、ホントに難しいもんですね。
おしまい