ゆで太郎のかつ丼」でかつ丼を食べた理由は、「やよい軒」で食べた「味噌かつ煮定食」のかつが豚肉とは思えない程度に貧相に感じたためです。

「豚肉という食材に対して贖罪するために、ちゃんとしたかつ丼を食って成仏させてやらねばならない。」

その使命感に燃えた時点で、すでに私の心はゆで太郎に向かって羽ばたいていました。

えっ?なんで??かつやじゃダメなの??

人によっては、そう思われる方もいらっしゃるでしょう。

私自身もそう思いました。

「かつや」のかつ丼もそれなりには美味かったはず。

でも、おれの心は、「かつや」には目もくれず、一気に「ゆで太郎」に向かっている。

何故だろう。そんなに味の差があったのだろうか。

ただ、こういった時の私の判断は、ほぼ正解です。

過去に食べたメニューの味を細胞レベルで憶えていて、本能的に美味い方により強く魅かれていくのです。

そして、私には、もうひとつの疑問がありました。

「やよい軒」のかつって、ホントに前からあんなだったっけ?

私は後者の疑問を先に解き明かすことにしました。

「やよい軒」のかつを単品で食べてみよう、と思い、単身9/15の昼に向かったのです。

ところが、メニューを見てみると、とんかつ単品の定食がありません。

あるのは「ロースとんかつとエビフライの定食」890円のみです。

外したら相当にへこむ値段です。

どうしよう。。。

ふと見ると「かつ丼」690円ちうのがあるではないですか!

こっちにしよう!

この時はまだ、ここから私のかつ丼行脚が始まるとは思ってもいませんでした。

出て来たのがこちら。

 



かつを玉子で閉じている、というよりも、煮たカツの周りに玉子閉じがかかっている、という感じです。

私がまず引っかかるのがこういうところです。カツと玉子の一体感が無い。

これでは、本来のかつ丼と認めることができないのです。

すかさず、肉厚もチェック。

 



一応、ちゃんと豚肉のようです。

してみると、「味噌カツ煮定食」のカツが貧相に感じられたのは、衣の味が濃くて、中身の肉がそれに負けてしまっていたのかも知れません。

まあ、もう二度と食いませんから、どうでもいいんですが。

一方、かつ丼の方はまあまあ普通です。コメは美味い。笑い泣き

お断りしておきますが、私は「やよい軒」が大好きで結構良く利用しています。

一番の気に入りは、「なす味噌と焼魚の定食」930円で、逆にダメなのは、「しょうが焼定食」640円、「肉野菜炒め定食」730円などの炒めもの系です。

そして、その差はかなり大きくあります。かつ丼はその中で中の下くらいに入るでしょうか。

そうか。かつ丼はまあ普通か。ゆで太郎の方が全然美味いことは判った。

ここはやはり「かつや」にも行ってみるべきだな。そして梅ではなく竹を。

とこの時は心に決めたものの、夜になってもあまりお腹が減りません。

ふと「松のや」のメニューを見ると、ロースかつ丼550円。



550円のかつ丼なら、そんなに重くないだろう。今日のところは「松のや」で勘弁しといてやるか。

そして出て来たのがこちら。

 



むううん。きざみ海苔か。。。

かつ丼にきざみ海苔って要るか?あった方が美味いのか?炒飯に乗ったグリーンピースほど人非人だとは言わないが、少なくとも「海苔、サンキュー!」と思ったことは無いぞ。

いやでも、そういうノイズに惑わされては行けない。

真面目にかつ丼の味を味わはなくては。

肉の厚さはこんな感じ。

 



ちゃんと玉子で閉じられてるな。味も悪くはない。

かと言って、リピートするのか?

お前はこれをもう一度注文して食うと言うのか?

などと自問自答しながら食べ終えたのですが、印象は、「難しい」。滝汗

翌朝、「なか卯」の前を通りました。

「なか卯」ってかつ丼あったっけ?

あるじゃないかあるじゃないか。カツ丼並590円があるじゃないか。

 



今日の昼はこれで決まりだ。

登場。

 



ん?なんか写真と結構違うな。

カツがぶよぶよに煮込まれてるような。

仕方あるまい。アップでも撮っておいてやるか。

 



肉厚もチェックだ。うん。まあまあか。

 



味は。うん。悪くない。

味付けは結構好きかも。ちょっと和風感があるぞ。

でもなんかカツがぬるいな。

注文して2分位で出て来たからな。

その割にころもはぐずぐず。

カツ丼は香ばしいところとふにゃっとしたところのアンバランスも楽しいんだよなー。

ここもリピートは無しだな。ポーン

そして夜は勿論、念願の「かつや」に向かいます。

カツ丼(竹)715円と、ホンキを出してとん汁(小)132円もオーダー。

一番肝心の写真でブレましたーーっ!ごめん。

 



とん汁、これで132円はエライと思います。美味いし。

 



肉の厚さも大変立派です。

 



それでは。パクリ。

うんうん。カツだ。

カツを甘辛いたれで煮込んで、それを玉子で閉じたやつだ。

それでも、カツとしての主張が強いやつだ。

私がかつ丼に求めている、カツとたれと玉子の一体感を愉しむ食べ物とは、ちょっと似て非なる感じがします。

美味いか、と言われれば勿論美味い。

でも、ゆで太郎のように人にまで推すか?チーン

おれが推さなくたって、かつやのカツ丼はかつやのカツ丼だろう。

でもゆで太郎は違う。

おれが推してやらなければ、間違えてそばだけ食って帰ってしまう人がいるかも知れない。

カレーやかきあげ丼しか食ったことの無い人々を、見捨てていいのか?

と言うことで、私は改めてゆで太郎のかつ丼を推します!


「うまいもの」テーマのブログですからね!

 

※注:あくまでも個人の感想です。

 

おしまい

 

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