すでに「黒松」のブログなどでもご紹介しているのですが、「草加煎餅まるそう一福」は、私が一番好きなお煎餅やさんです。
最近、ツイッターアカウントの草加煎餅まるそう一福さんにフォローしていただいたこと、更に、本当にたまたまなのですが、先日煎餅を買いに行ったばかりで、いろいろと写真も撮れたことから、改めてご紹介したいと思います。
それと、これはいつも迷うのですが、「まるそう」をひらがなで書くか「丸草」と漢字で書くか。
Webの方には「草加煎餅丸草一福」と表記されているので、これまではこちらに準拠していたのですが、せっかくの機会ですので、今後はひらがなバージョンで行きたいと思います。
さて、まるそう一福には、いくつかの店舗があります。
本店(草加市青柳)、草加店(草加市旭町)、松原店(草加市栄町)、東草加店(草加市青柳)の4店舗です。
私はこのうち、本店と草加店に行ったことがあるのですが、最近は草加店の方を利用させていただいています。
本店には、工場見学や手焼き体験などもありますので、初めての方は、こちらに行ってみることをお勧めします。
そして、店舗に行ったら必ず買うべきは、こちらの「われ煎餅」360円です。
この量で360円というリーズナブルさもあるのですが、いろいろなせんべいが入っているので、この店のせんべいをこれだけでいろいろと味わうことが出来ます。
ちなみに、これのザラメバージョンもありますので、甘いおせんべいも好きな方は組み合わされると良いでしょう。
そして、オーソドックスなお煎餅の中から、私が一番にお勧めするのは、こちらの「梅印」(7枚入り450円)です。
実は、お店の一番人気は、これよりも一段、厚くて硬い「松印」(7枚入り580円)です。
私は明らかに「松印」よりも「梅印」の方が好きなのですが、一般的にはどちらが好まれるのだろう?と疑問に思い、会社の同僚に1枚づつ配って、食べ比べてもらったことがあります。
結果、票は分かれましたが、「梅印」の方が多数派でした。
そして、食べ比べて、その感想を聞いてみることで改めて判ったのですが、「松印」の方は「梅印」よりも厚い分、醤油味が薄く感じられるのです。
つまり、歯応えを重視する人は「松印」、醤油味の濃さを好む人は「梅印」を選ぶのだろう、と自分の中で納得しました。
これよりも、もっと薄いバージョンや、もっと固いバージョンがあったり、海苔が巻いてあったり、ザラメが付いていたりなど、普通のお煎餅にもいろいな種類があります。
ただ、全般に言えるのは、全て煎餅の本質を見ていて、奇を衒っていないことです。
煎餅本来の原料のコメの美味さを感じるお煎餅に仕上がっていて、他の有名草加煎餅店のように、1枚100円以上といった法外な値段を付けていないところが、私が長年この店の煎餅を食べ続け、お遣い物に使い続けている理由です。
普通のお煎餅以外にも、少し変わり種もあります。
今回は、自宅用だったので買わなかったのですが、お遣い物にするときは、小さ目の煎餅を海苔で包んだタイプのものなども組み合わせるようにしています。ちょっと値段が張りますが。
揚げせんべいも外せないところです。
塩味、醤油味などのオーソドックスなものもありますが、今回は初めてねぎみそ味にチャレンジしてみました。
小さいひょうたんの形をした千成揚げも数種類そろっています。こちらはオーソドックスなしお味。
これ以外にも小袋のあられなどもあり、少しづつ詰め合わせて送ったりすることもできます。
もちろん、店舗からも宅急便で発送してくれます。
日頃から少し寂しく感じているのですが、日本人の割に、案外、せんべいというものを拘って食べている人は少ないように思います。
もちろん、スーパーで売っている、岩塚製菓だって、越後製菓だって、値段なりに美味しい商品はたくさんあると思います。
ただ、いざという時に、本当の煎餅を味わうことも忘れていただきたくないのです。
「丸草一福」の「梅印」を一口齧っていただければ、私の言っていることが判っていただけると思います。
でも、残念ながら、スーパーで売っている煎餅と味の違いが判らない、という味覚オンチの方もいらっしゃいます。
そういう方はともかくとして、今一度、本物の煎餅というものを再認識していただきたいと切に願っています。
おしまい