先日、赤十字救急法の基礎講習を受講してきました。

 

会場は市内にあるのですが初めていくところでした。受付で出欠の確

認をしてもらい、用意されていたネームプレートを受け取りました。

講習には40人ぐらいの方が参加されていました。

 

座学の最初にこういう出来事があったとしたらどうするかについて机

の前後4人で話し合う時間が設けられていました。積極的に意見が出

されていました。そして脈を取るときは親指ではなく人差し指と中指

を揃えて取るということで、隣の人と脈を取り合ってみるという場面

もありました。空気中に約20%の酸素があるのは知っていましたが、

吐いた息の中にも酸素が約15%残っているから、それで人工呼吸が

可能になっているというのは今までよく理解していなかった箇所でし

た。AEDについては右鎖骨の下と左脇腹に貼った2枚の電極パッドの

間だけを電気が流れるようになっていて、そのほかのところには電気

は流れないということも分かりました。また気道異物除去の手順は背

部叩打法を先に行い、腹部突き上げ法はその後と新たに定められたと

の説明がありました。

 

12時ごろに昼食の時間がありました。消化のことも考えて白ご飯だけ

を持っていきました。水を持っていくのを忘れたので会場の自販機で

お茶を購入しました。

 

実技講習では意識の有無を確かめるために仰向けになった人に指をか

ざして目の状態を調べるというのを初めて実践してみました。毛布で

のくるみ方はシンプルで分かり易いものでしたが、畳み方は数秒もか

からずきちんと折り畳まれていて驚きました。

 

心肺蘇生のところでは胸骨圧迫のスピードが速いと指摘を受けました。

テンポを知らせる電子音が鳴っていたのでそれに合わせるのが良かっ

たみたいです。AEDに付属している2枚の電極パッドの表面に貼る体

の箇所がそれぞれイラストで描かれているのは気が付きませんでした。

そして貼ることに意識が向いてて先にAED本体の電源を入れるのを忘

れたりもしました。人工呼吸のところでは、片手で気道確保しながら、

もう片方の手で人形に感染予防のマスクを着けるのが大変でした。そ

して、協力者に助けを依頼するときは119番が先で、AEDを持って

きてもらうのはその後との指導がありました。

 

実技試験があると知らなかったのでかなり緊張しました。手順と台詞

を覚えるのが大変でした。台詞で観察とあるのを確認と言い間違えて

しまいました。また、途中で順番を一つ抜かしてしまいましたが、気

付いて正しい順番でやり直しました。その2つ以外は全員同時に行う

形式だったので、何とか終えることができたように思います。

 

筆記試験では4択(5択だったかもしれません)の問題が10問出され

ました。事前に赤十字社のホームページで模擬試験を受けていました

が、適当なものを選ぶ問題と不適当なものを選ぶ問題がランダムに並

んでいたので慎重に答えを選びました。すぐに手当てを開始せず周囲

を観察するかどうかや、胸骨圧迫は手のひら全体に体重をかけて行う

かどうかなどが出題されていたように記憶しています。

 

筆記試験の後すぐに結果の発表があり、全員合格ということでホッと

しました。

 

学ぶことがたくさんあって新たな知識も得ることができたので講習会

に参加して良かったと思います。