さて。
8日早朝1時に出立です。
全く眠たくないけど、
入峰に備えて寝るのも修行です。
3人部屋を、用意していただきました。
ありがとうございます。
滝行をする方々が
次々に龍泉寺に向かいます。
法螺貝、般若心経、身を切るような滝を浴びて
絶叫に近い声が届いてきます。
私たちは滝行はせず
23:30にアラームをセットして寝ました。
寝ながらいろいろと話していると
同室になった方とは
なんとも不思議なご縁があり、
さらには不思議なことが次々にありましたが
その話は別記事にします。
昨年より1時間早い出立です。
昨年より足腰に不安な方が数名いること
などから、近畿連合会の世話役の方が
1時間早い出立を決断。
さらには、山先達を2名に増やして
対策を講じてくださっていました。
この臨機応変な判断が凄い。
みなさま支度が早くて12:30過ぎには
宿の前に集まっていました。
宿の皆様や
今回お世話になる山先達が2名の方が
待っていてくださいました。
宿の方の手作り行者飯。
おにぎり三つと、昆布に梅にきゅうり漬けが
入っていました。
それを受け取って、ザックに入れます。
水分は大事。350mlのペットボトル三本。
それだけを、リュックにいれます。
修験者の衣体、結袈裟、錫杖、法螺貝
を着用します。
山先達からのご挨拶、
宿の方々からの激励のメッセージをいただいて
宿の方々や
後から出立する方々に送られて
残ることを決められた方3名を残して
女性15名、山先達2名、連合会から先達1名の
計18名で
いよいよ出立です。
まずは母公堂まで歩きます。
町並みが途絶えて
静かで、真っ暗な中を進みます。
雨はぽつ、ぽつ、と落ちてきます。
空は曇りなので星明かりもなく
本当の真っ暗闇です。
寝ぼけた頭がスッキリしていきます。
30分ほど歩いた先に灯りが見えてきました。
灯りを見るとホッとしますね。
知らず知らずに緊張しているのですね。
曼荼羅小屋での大峯修行でもお世話になっている
堂守さん。
変わらず優しい雰囲気のまま、
夜中なのに、こうして待っていて下さいます。
お堂を整え、香を焚き、灯りを灯して
私たちが全員無事に行満して
山を降りてくるのを
ずっとここで待っていて下さるのです。
私たちがこの灯りにどれだけ支えられているか、
堂守さんの優しい笑顔やお言葉に
どれだけ安心を与えていただいているか。
行者を支えて下さる有り難い人の縁を
いただいていますことに感謝が湧き上がります。
母公堂は役行者様の母公をお祀りしています。
お不動様、お大師さま、
役行者さま、飯縄大権現さまも
いらっしゃいます。
お供物に用意してきた虎屋の羊羹を
お渡しできました。
すぐに役行者様の前にお供えして下さいました。
ありがとうございます。
全員で無事の行満を祈り
御法楽を捧げました。
いよいよ入峰です。