雨の21日。
今日は高尾山＊飯縄大権現様御縁日です。
雨の中のお大師さま。
これから御山に上がります
お大師様の左手。
お大師さまの指にうまく自分の指が
フィットするのだそうですよ
ご縁者さまに伺って
びっくり
触っていいのですね
ほんとです
なるほどシンデレラフィット
右手もさすさす
登りは、雨が優しく
御山の木々が葉を広げて
雨を遮ってくれています。
ほぼ濡れません
最近。
葉っぱが一枚
頭を掠めるように飛んでくるのです。
天狗さん？
今日のお護摩はいつもにまして素晴らしく
素敵な景色をいくつも見せていただきました。
御前様の火入れは
高く高く真っ直ぐに伸ばした腕の先に、
またその壇木の先に、
明るく爆ぜて燃える迦楼羅炎🔥
不思議な果物？野菜？それとも？
それは、とうもろこしのような🌽
黄色の粒々がたくさんついている珠。
とうもろこしを丸く膨らませたような
かぼちゃみたいな形に、
とうもろこしのようなつぶつぶがついています。
それが、二つ。
右側と左側に浮かんでいました。
飯縄大権現さまは、極彩色。
その飯縄大権現さまから、
飛び出してきたように現れたのは
真っ黒な飯縄大権現さまでした。
最初は、真っ黒なお顔が鴉天狗のようで
？と思ったのですが、
…御本社の飯縄さまだ
と思ったのです。
そして、次は
美しい🦋。
コバルトブルーにエメラルドグリーン。
美しい蝶々が飛んでいました。
御山に上がる最初から、
不思議な事や、不思議なご縁がたくさんありました。
今日、御山に上がられたみなさまは
それぞれに不思議なご縁をもって
御縁に引き寄せられるように上がられた方が
たくさんいらっしゃったようでした。
そんなお話をいくつも聞かせていただきました
そして。
お護摩が終わり、御前様の御法話。
なんと、15年ほど前の御前様の
大峯修行、大峯縦走のお話でした
大峯花供養の御礼にも上がりましたので
御前様のお話には
有り難い気持ちでいっぱいになり
涙が溢れました。
花供もそうですが
(今年は珍しく晴天に恵まれたのだそう)
)大峯修行は雨が多いのだそうです。
御前様も修行中、低気圧が来ていて
物凄い雨風の中での御修行だったんだそうです。
宿からいただいて持って出た行者弁当は
ご飯を敷き詰めた上に梅干しが散らされている
お弁当。それを、朝ごはんに半分。
お昼に半分をいただくのだそう。
けれど、暴風雨の中、お弁当は
お茶漬けのように。
最初のうちは、
雨や風に心の中が文句でいっぱいになったのだそうです。
ご飯もびしょびしょなら、
服も、靴も、何もかもがびしょびしょ。
なぜ。なんで。で心がふくれてしまう。
横殴りの暴風雨のなか、
鎖場で岩にへばりついての修行場で、
必死にしがみついている目の先に
一輪のすみれが咲いていたのだそうです。
酷い暴風雨の中、
凛と咲いているすみれに
御前様ははっとしたのだそうです。
どうしようもない天候への不平不満。
『それがなに』とすみれに言われたように感じたと
御前様はおっしゃっておられました。
そして、自分も、
天候を含めたおおいなる自然の一部なんだと。
その瞬間、雨も風も
何も気にならなくなった。
そして、その先で、雲の切れ間から
日差しが降り注ぎ、その日差しの暖かさに
どれほどあたためられたか。
というお話でした。
雨が激しく降る音が響く本堂の中。
泣く人続出。
なんなら、みんな涙ぐんでいました。
お護摩前の先達の御法話も
有り難いお話でした。
長くなりましたので、次に続けます
帰宅したら靴がびしょびしょで
靴下もびしょびしょ。
足はふやふやになってしまっていました。
これが数日…。
乾く間も無く朝になる。
皮も破れ、血が滲むんだそうです。