大峯山花供峰中修行入り《2日目8日①》*深夜に鳴り響く法螺 | 開運*招福Kyotoレシピ*いつも心に御神仏を*〜classy-angelique-style〜

開運*招福Kyotoレシピ*いつも心に御神仏を*〜classy-angelique-style〜

日々の暮らしの中にみつけた大切なkoto
幸せは自分の中に種を蒔き育み育てるmono
日々の豊かな暮らしを重ねるコツをお伝えしてまいります。
*真言宗密教僧阿闍梨
*鎮宅霊符師
*密教宿曜占星術
*四柱推命
*易断
【神様*絵本 大祓祝詞】


20時就寝。

キョロキョロ

21時頃には、明日の登拝用の荷物を纏めて、

なんとか

布団に入るもの

眠れるはずもなく。


2時集合ということは。

少なくとも12時半には起きるということ。


ところが23時ごろから、

怪しげな声が遠くから聞こえてきます。

龍泉寺にて滝行の人たちの、雄叫びらしい笑い泣き笑い泣き笑い泣き


兄さま行者たちが

0時から水行ということなのですが

見にきていいよ〜ニヤリ

ふんどし見においで〜ニヤリ

との、

若干気になるお誘いをいただいていたのですが

睡眠に充てねば!

と、ご辞退申し上げたものの。


それぞれの宿の前に

ぞくぞく集まる滝行者たちの

賑やかな声や、出立を知らせる法螺に

寝てられませんチュー


これには一般の宿泊の方がいらしたら

かなりビビるのではないかと思われ笑い泣き


諦めて起きて

支度しているうちに時間になりましたラブ


女性は稲村が岳へ登拝しますが

滝行で頭痛や具合が悪くなった方が数名いらして

《自分の体調と相談して辞めるのも修行》

ということと、

《修行が出来る縁》

ということに、改めて感謝することとなりました。

登らない方の思いも一緒に持って上がります。


"山先達"と呼ばれる奥駈道の達人に

加わっていただきました。山を知り尽くした方です。

まさに仙人みたいですびっくり

背負子を軽々担いでいます!


大日山の頂上で

お話くださる山先達さま。

照れ


山先達さまとの摩訶不思議なご縁を知るのは

もう少し先の記事で、おねがい



洞川温泉街を抜けていくと

真っ暗闇の道を母公堂まで歩いて進みます。

星空が綺麗で、星明かりを頂いて進みますが

ここでも、闇に足を取られる人たちがいました。

気が抜けません。


母公堂にて御法楽ののち

御山へ。


最初の30分ほどは

大小の石が混在する歩きにくい道をいきます。

ここで足を挫いたら大変ですから

慎重に足を運びます。


入ってすぐに

《掛け念仏》が始まりました。

最初の山路は懺悔の道。

慚気懺悔〜の声に続いて、六根清浄!と

声を出します。

野生動物との望まないランデブーの防止にもなります。

『人間が分け入らせていただきますので、

どうぞよろしくお願いします』

というご、挨拶にもなります。

そして、全ての罪や穢れを懺悔して

六根を清浄にしながら

御山に入らせていただくのです。


次に畜生の道をいきます。

私たちは、知らず知らずのうちに

身に心に不要なものを纏い、重くなっています。

さらには一番重いのは荷物ではなく自身の身体。

その重い体を上へ上へと引き上げる。

そういう修行の場なんだそうです。


途中で山先達さまが

『獣臭が濃くなりました。みなさん大きな声を出して

行きましょう』

と。


たしかに獣の匂いがぷんと濃くなりました。

笑い泣き



真っ暗な中を

額の灯を頼りに歩きます。

前をゆく方の足運びのまま

真似て進みます。


前の方が、とても良い場所に

足を置いてくださるので

後をいくわたしはとても楽でした!


今回は第114回目です。

この辺りで夜は完全に明けました。

帰りの道で気付いたのは

真っ暗なうちに進んだのは比較的道幅も広く

安全に進みやすい道でした。

計算し尽くされてる感。


マンモスの木。




道幅が狭くて

すぐ脇は谷です。

足場に気をつけながら進みます。


この辺りから

みんなと同じペースで進めない方が

ちらほら出始めます。


先に登拝をスタートした講の

ゆっくりさん達とも出会うように。


山上辻に到着です。

ここの山小屋では

金剛杖に焼印していただけます。


初焼き印

ラブ


お宿で作って頂いた行者弁当は

巨大なおむすび三つ。

食べないと体力持ちませんよ

と言われましたが

既に身体が重い上に

御山でトイレを使いたくないと

水分を極端に制限していたので

食べる気にならず

朝食はスキップしました。


動かずにじっとしているので

寒さが伝わってきます。


お弁当タイムは今大日岳に上がってる講を

待つ時間でもあります。


この先の大日岳は

鎖場があったり、崩れた階段などもあり

覚悟のいる場所。


待機組と遂行組にわかれます。

待機組さんは約3時間程度この山小屋で待機。

3時間で足の痛みや体力の回復など

充分期待できるのだそう。


大日山からみる景色。

その場のエネルギー。

楽しみです。