一粒万倍日とか
天赦日とか
天恩日とか
様々吉日はありますが。
じゃあ、その元になるもの。原資って?
ちゃんと用意してますか?
株でもなんでも、増やすには元手がいります。
一粒万倍日も一粒が万倍になりますから
一粒が要るのです。
何にも"無し"から万倍したところで
0は0。
下手したら、悪業×万倍って、やばすぎでしょう。
私たちは勝手な都合と適当な解釈、こじつけで
宝くじ買ったりして、
良い事が万倍になると思っていますが
それほんと?
では
何が万倍になるのか?
何が赦されるのか?
何が一粒なのかといえば、それは原資です。
原資が無ければ、どんな吉日だって有効にはなりません。
仮に限定しますが
日本のみなさんがすべからく吉日の恩恵を受けて
全員が最良の日となるでしょうか。
では、なぜ違うのか?
それぞれに合わせて有効になるからです。
そして、
原資とは、陰徳なんです。
易の卦の中に面白いのがありまして。
ざっくりいうと、
『望んだ結果を得たければ
足元の小さな窓から、
相手の気にいる物をそっと差し入れなさい』
みたいな卦があるんですね。
これって
何を差し入れろと言われているか分かりますか?
例えば入試。
例えば入社や転職。
実際に易をたてた時に出た卦なんですが。
さて。何を差し入れりか?
考えてみてくださいね
1.賄賂
2.鼻薬
3.寄付、献金
このうちのどれかを思い浮かべましたか?
どれも、自身の足りないものをカバーするために
金品で補おうとする行為ですね。
易をたてるときに
例えば私立大学とか、コネ入社が出来そうなら
1.2.3の答えともに、
可能性として0では無いかもしれませんが…。
最初のお話を考えると
答えは分かりますね。
正解は【陰徳】なんです。
しっかり陰徳を積んで、御神仏のご加護をいただきなさい。
ということです。
何故なら
相手の真に気にいる物なんて、御神仏以外に
分かりっこ無いですから。
一粒万倍日も、その吉日が巡るまでに
陰徳を積んでおかなくては、
その御利益もいただくことは叶いません。
積んだ陰徳は、いろんな事に日々使われて
増減を繰り返していますから、
ひたすらにせっせと陰徳を積むに限るのです。
陰徳は陰で積むものですから、
自然と身につくまで積み続けるしかありません。
こうしたからこうなるに違いない。
良いことしたから良い事があるに違いない
という気持ちで積む善業は
陰徳にはならないのです。
最初から期待せずに行動することは難しいです。
慢の心は消えません。
何か行動するときに結果に期待が浮かぶのは
思考の癖であり
一朝一夕に変えられません。
では、どう考えれば良いかというと。
【私がゴミを拾わせていただくことで、
この道を使う人が気持ちよく歩けると嬉しいな。】
です。
功徳の廻向
です。
拾わせていただけで嬉しいな
有難いな
と思えれば上々
陰徳を積めるだけの徳が無ければ
陰徳を積める状況も与えられませんから
難しいものです。
積める状況が巡ってきたら、逃す手はありませんね。