初めに:

ライダーをよく観察するとそれぞれ乗り方が全然違う事に気づきます。

各々スタイルがあり馬と融合する事で馬術(アート)になります。

元オリンピック選手でもありトレーナーでもあるピーター・ワイルドが上手になりたいなら自分と似た体型の人を参考にしましょう。と言っていました。

私の師匠は背が決して高いわけでもなく手足が特別に長いわけでもありません。(ごめんなさい師匠。悪気はないです)

彼女の体型も馬術に有利な体型ではないのです。

今回は私が師匠に1歩でも近づけれるようにと記録したブログです。

師匠の乗り方が皆さんに当てはまるという事ではないので誤解ならさないように。

 

皆さんご自身の騎乗の動画は撮る派ですか?

私は自分の騎乗だけでなく上手な人の動画も撮ってしまいます。

 

師匠の騎乗を撮影して(隠し撮りではありませんよ)家に帰ってじっくりと観察しました。

 

ツーポイントを私のと見比べたのですが(以前から何かが違うのは薄々わかってはいましたが)何がどう違うのかをまず解明してそれを実際に真似てみる事にしました。

 

ステップ1:師匠と私のツーポイントを見比べる

 



こうして静止動画だと違いが顕著に出ますね

 

ステップ2どの筋肉をどう使っているのか体感するために真似てみる

 




1は私のいつものツーポイント

2は師匠を真似てみたツーポイント

 

やってみると1と2では筋肉の使い方(使う場所)、重力を感じる場所が全然違うのです!

 

見た感じではわかりませんが

1は上半身に力が入っていて。重心が前に感じる

2は腹筋のみ力が入っていて重心が自然と踵にくる

 

これを馬上ですると以下の事が予想されます:

1は手綱に頼ってしまう。障害後の手綱のリリースが難しくなる。

2は腹筋(体幹)で乗っているので手綱は添えているだけ。障害後のリリースもスムーズにできる。

脚にも無駄な力が入らない。

 

この体感を参考にしてジムで脚(特に左脚の太ももの外側と内側を念入りに)を2日続けて筋トレしました。

もちろん新しいツーポイントの姿勢も練習しました。

 

結果はこんな感じです。

 



 

師匠のツーポイントに少し近づいたのと思うのですがいかがでしょうか?

この乗り方で試してみたのですが非常に安定していて手綱に頼る事なく障害を飛ぶ事ができました。

(普段は恐怖でどうしても手綱を短めに持ってしまうのです。)


こうして見ると肩がリラックスできていないですね。


あなたの尊敬するライダー、真似たいライダーはどなたですか?