泣いて落ち込んで、それでも乗り続ける | ソマティックライディング

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大人になって始める乗馬
心と体を繋げて馬術を楽しもう

本日およそ2か月ぶりの試合がありました

 

結果はボロボロでした。

乗馬の面白い所は選手一人のスポーツではない所。

とにかくジェムが私のいう事を全く聞いてくれず....

 

今回の試合会場は屋内。

ウォーミングアップも屋内でした。

このウォーミングアップする馬場がとっても小さい!!

小さい馬場に乗り慣れていない私は沢山いる馬の間を乗り回す事、それも駈歩は本当に困難でした。

 

 

2フィート(60cm)のクラスの試合ではジェムが先導して全く馬をコントロールできなかった私。

2.3フィート(70cm)のクラス前のウォーミングアップでは全く駆歩を出せないでストレスと恥ずかしさとで悔し涙が出てしまいました。

精神的に思いっきりやられた私。

このままでは2.3フィートのクラスに出られないし、出たくないと思い

”棄権します”と言いかけた私。

その表情を察したトレーナーが放った一言

”あなた私に言ったじゃない。試合に出る度に成長してるって。1度の試合で1週間以上の練習よりもはるかに多くの事学べるって”

 

今まで頑張ってきた練習。師匠にも私の為にわざわざパリから来てもらって、コーチやトレーナーにも早朝から準備してもらってこのまま試合を棄権したら皆の信頼を失う事になる。そして何よりも自分に甘える事になる。

 

そんな想いがめぐって気が付いたら試合の馬場にいました。

結果は2フィートのクラスよりも良かったです(最高なパフォーマンスではありませんでしたが)

最後に良い結果で終われたのが幸いです。

この山を乗り越えたおかげで少しでもジェムが私を信用してくれるようになったかな?

 

試合に出場するようになってもうすぐ1年経ちます。

試合に出る度に色々な事を学びますが、今日もまた一つ大切な事を学びました。

 

師匠から言われた言葉

”insist"

主張するという意味です。

ずっと耳に残っています。

私の人生いつも他人の意見ばかり優先して、自分の意見を主張する事はありませんでした。

そのせいで過去に(つい最近も)沢山悲しい経験をしました。

どうやって自分の意見を周囲の意見と同じ位大切だと主張していいのかわかりませんでした。

乗馬を通してジェムが私に”主張する”事の大切さや方法を教えてくれているとしか思えません。

 

正しい乗り方を教えてくれるジェム

忍耐強いジェム

私を思いっきり笑わすジェム

 

感謝の言葉しかないよ

ありがとうジェム(Gem)

君は名前の通り私にとって大切な宝石ですドキドキドキドキドキドキ

 

そしてジェムを私に引き合わせてくれたミッキーにもありがとうドキドキドキドキドキドキ