乗馬の上達方法 私の場合その1 | ソマティックライディング

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大人になって始める乗馬
心と体を繋げて馬術を楽しもう

乗馬を始めて今年で5年目に突入です。

今まで色々なクラブやコーチに指導してもらってきましたがここ6か月間の上達ぶりは今まで以上です。

私の情熱の熱さが一番の要因だと思うのですがその次が指導員。

時々ブログにも出てくる私の現在のコーチが今までの指導員の中で一番素晴らしいです。

彼女はグランプリやワールドカップに出場するだけでなく

ヨルダン代表のプリンセス・ハヤをオリンピックまで導いた方です。

もちろんグランプリレベルの騎手だけでなく私のような初心者にも指導してくれます。

 

彼女の初期のレッスンで習った事を今日は皆さんに紹介しますね。

 

鐙から足が抜ける(駆歩は特に)

気が付くと踵近くで鐙を踏んでいる(つま先が下がって踵が上がっている状態)

馬を蹴っているつもりは全くないのに蹴っている

 

という方はいますか?

これ私です。4年間ずっとこの状態で乗っていました。

どの指導員も注意してくれるのですが大抵皆同じ様な事しかいいません。

皆さん指導員から

”踵に重心をおいて、地面を踏んでいると思って”

”つま先を上げて”

とよく言われませんか?

そして私は言い返します

”してますむかつき努力してますむかつきでも足が鐙から抜けるんですむかつき

 

そうして瞬く間に月日が流れて...

そして昨年の11月に運命の出会いラブ

今のコーチに教えてもらう日が来ました。

練習が始まって彼女が最初に発した言葉

”まずあなたの脚のクセを直さないと”

”Your leg needs to know how to behave"

 

彼女は若いころとある有名な指導員からレッスンを受けた時、鐙の角度が良くないという指摘を受け

もし明日までに直せないならレッスンを受ける権利は無いと言われたそうですガーン

 

そういう事で私の足と鐙の関係を矯正する事がしばらくレッスンの課題になりました。

ヨーロッパでは鐙にバスケット状の物が付いたのがあるそうです。

目的はもちろん私みたいな乗り方を直すため。又はそういったクセを覚えさせないため。

私はそれまでそのような鐙をアメリカでは聞いた事も見た事もありませんでした。

もちろんクラブにもそのような鐙はないのでなんと彼女ガムテープを持ってきて

鐙にガムテープを巻き始めます。

彼女は私に言いました。

これなら足の先が必要以上に突き出さないから。

とにかく絶対鐙から足の位置をずらさない事

もしそうなったら乗りながら馬の動きを止めないですぐに直すように。

止まってから直す時はもちろん手を使わないで。

そして体に覚えさせなさい。少しでも鐙の位置がずれたらそれは絶対許されない事だと。

鐙の正しい位置を体が覚えれば、鐙が少しでもずれたら体はそれを拒否するようになるから。

 

それからガムテープ作戦しばらく続きました笑い泣き笑い泣き笑い泣き

おかげで今ではコーチの言った通り、

鐙が外れたり位置がずれると体が自然に反応するようになりました。

駆歩中も鐙が外れる~!!という恐怖は無くなりました。

 

参考になりましたか?

 

これはまだ玉ねぎの最初の皮を剥くみたいなもので、

ガムテープ作戦を卒業した後もレッスンでは腕の動き、障害の越え方などなど教えてもらいました。

フランス在住なのでレッスンを受ける機会が頻繁ではありませんが

でも次会うまでにレッスンで習った事を練習する時間があるのと、

コーチに成長した姿を見せる事ができるからドキドキそれでもいいんです。

やっぱり褒められると嬉しいですよねおねがいおねがいおねがい

 

 

こちらがその噂の鐙ですダウン

(アメリカだとエンュランス用として販売されていました!それもアマゾンで)

 

コーチはこれをまねて使用している鐙にガムテープを巻いてました爆  笑爆  笑爆  笑

Love herドキドキドキドキ