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大丈夫。気付けばそこにいる。
そう、いなくていいわお前なぞ、
と言われぬ限りきっとあなたのそばにいる。
そんな人に私はなりたい...とは思わない。
私がなりたいのではなく人のそばには
必ずそういう人が付いている。
それに気付くか気付かないか、ただそれだけ。


半球体の図書館だから

通おう


無知の飛蝗となって

知識の餌にまんまと飛び込む


欲しいのは

有用な知識だけにあらず

出鱈目宣う無知まで金言



半球体の廻天図書だから

通おう


内部の読書スペースは不動


外壁とそれに沿って

立て付けられた本棚だけが

物凄く緩やかな速度で回っている


それは

無駄な機能ともいえるが

それを

無駄な機能と思う人など

ここには居らず


本を手に取った棚が違う場所へ移る


自分の後ろにあった本棚のジャンルが

いつの間にか別のものになっている


意図せず起きるこの事態

本来なら

そこを意識せず

そこに到達せず

見過ごしていたであろう本

それらと

偶然的に出会うシステム

運命的を生み出すシステム


その分野興味ない

それは構わん

このジャンルはなんか気に食わん

それも構わん

この学問は対象外と感じてる

それで構わん

本人の意思はそのまま据え置きがいい


ただ読書してる間に

環境・景色が

ふらっと回り廻るだけ


そしてふと先まで

そこにあった本棚に目をやると

自分の知らないものが目に映る


それだけが行われる

半球体の図書館


偶然的に

運命的に

意図せず

意識せず

本来その図書に到達するまでにかかる

道筋を一足飛びで越えて


思いも寄らぬ関心と

出逢うことがあったりなかったりする


だから通う


無駄な動きをする図書館に

無駄に運動をさせる図書館に

飛蝗のように人は集る



半球体の図書館だから

通おう


無知の飛蝗となって

知識の餌にまんまと飛び込む


欲しいのは

有用な知識だけにあらず

出鱈目宣う無知まで金言