12月28日土曜日
美味しい、本当に美味しいといきなりに。

翌々考えてみれば、
真っ暗で長いトンネル中をさ迷っていたり、
危ない橋を渡っていたり、
招かざる客人がいたり、
ゴールが見えなかったり、
疲れ過ぎていたり、
とりあえず、
人の温もりや暖かさみたいな所から、
一人、かけ離れていたせいかもしれないけれど、

今は涙が出るくらい、嫌、無駄口叩くくらい、
本当に美味しい。
誠に滋味である。感無量。感慨深い。
終わりが見えると何だかとっても安心するのは何故だろう?
なのでもう一度自分を信じ、頑張ってみようと思う。
と、聞こえて仕舞う。
声の主は、
これまで陽の目を見た事がなかったアタイである。
完
(書く女シリーズ)
(ソコ子シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
『女の朝パート2097』シリーズ