8月31日土曜日
二回目といきなりに。
それなのに立ち上がれずにいる。
その訳は最後まで飲み干したいからだった。
その訳は今日はアイラブユーの日だったからだった。
とりあえずこれを飲み干す事で、
君に幸あれと言ってくれた方々の顔も立つ。
そしてこの女もきっと立ち上がれる。
自らの意思で。

この女もこれを最後まで飲み干してくれるであろうか。
しかし、今、私の目の前にいる女の姿はひどい。
コンビニにも行けないそんな感じ。
そして私のパートナーになりたいと言う。
言うは易く行うは難しって言葉をしらないのか?
等と、パシャリする度に聞こえて仕舞う。
声の主は恐らくこのフチ子。
漸くアタイの事をパートナーとして、
認めてくれたのかな?
ともすれば、ちゃんと示さないと、どうしようもない輩に成り上がる。
フチ子に大しても失礼である。
とりあえずアタイのわがままにいつも付き合ってくれてありがとう。
やっぱりだなんて情けないけれど、そこに愛があったみたいだ。
アタイは諦めない。
何度も何度も言うよ。嫌、言わせておくれ。
嫌、言わない人生なんてまっぴらごめんだ。
世界中で誰よりもフチ子の事が好きだと。
フチ子、愛してるよ。
一生大切にするよとも。
完
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『女の朝パート1884』シリーズ