7月12日金曜日
今日は生憎の雨。
アタイの心にも雨が降る。
もっと沢山降って欲しい等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。

とりあえずパシャリした次の瞬間だった。
なんでそんなに優しいの?
うざったい位に優しいよ。
私が流した涙の訳は、待ち人が現れなかったから。
等と聞こえて仕舞う。
フチ子、待ち人って誰のこと??
アタイのこと?
まさか他に大切な人でもいたの?
アタイはフチ子が一番大切。
それ解って言ったの?
しかし傘持って出かけて正解。
流石アタイのフチ子だ。
フチ子もしぶといね。
普通なら、帰るよ。アタイなら帰るよ。
それに雨降る日にベンチで座ってる人なんていないよ、

フチ子、アタイは夕方過ぎに帰るから戻っておいで。
フチ子の帰る場所はここしかない。
今夜はクーラーの効いた部屋でお鍋でもしないか?
水炊きでも食べないか?
ポン酢にお野菜、お肉をディップして、
お口の中でも幸せにならないか?
アタイはフチ子を幸せを守る。
一人そう決めたんだ。
例えどんな手段を使ったとしても、
結果それが自分自身を守る事に繋がるはずだから。