4月5日金曜日
花金。それなのに雨で花曇り。
部屋の中でぶら下がる大量の洗濯物達。
ああ、雨が降る。風も吹く。湿度も孕む。
ああ、聞こえるはずがない声も聞こえて仕舞う。
ああ、肌に感触が残る。
きっとアタイの誇り達なのである。等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
I'm proud of youと聞こえて仕舞う。
声の主は恐らくこのフチ子。
直訳すると、私はあなたを誇りに思う。
フチ子まじか?
英語喋れるのか?
とりあえず、
アタイはフチ子みたいに才能がない。
努力が足りないのかな?
身体は正直だから、、
でも、、、
とりあえずそんな事言われたら、夢から覚めるじゃないか?
でも、もし、それが本当ならば、
これ程喜ばしく、嬉しいことはない。
アタイだって夢位見るんだ。
とりあえず瞬きすればそこから何かが始まるような、気がする。
そこに矛盾はないよな。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)