4月2日火曜日。
火曜日はこのフチ子だな思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
あんたにしたら一瞬の事かもしれないけれど、
私にしたら一生の事なんだよと聞こえて仕舞う。
声の主は恐らくこのフチ子。
矢鱈赤い。
う~ん。う~~~ん。
アタイのフチ子が、
いきなり何を言ってるのか解らないけれど、
昨日の事は昨日までで、今日の事は又別である。
みたいな事を言いたいのだろう。
解る。凄く解るよ。
同じ状態でいる事なんて先ずあり得ないからね。
大丈夫だよフチ子。
アタイの気持ちは変わらないし、これからもちゃんと向き合うつもり。
ってか、向き合いたいんだ。
何たってアタイの心と身体は変わらず燃え続けてる訳だからね、理屈じゃないんだ、単純にフチ子の事が好きなんだ等と言おうものなら、
赤っ恥かきそうだから、一端パシャリしたのだった。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)