『女の朝パート1966』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

3月16日土曜日

三回目といきなりに。

そしてお馬鹿さんよねと続いた。

その心は?



その心は、秘密。


秘密か。解った。フチ子の馬鹿。
したらアタイはもう何も言わない。
でもちょっと聞いておくれデーモン小暮。
アタイはその昔本の虫だった。
でも今は違う。
その訳は色々あるけれど、一番はフチ子と出逢って仕舞ったからなんだね。
でもねフチ子。
アタイがいくらゆとりが出来、
フチ子の事が大好きでも、
百年の恋だって一瞬で冷めちゃって、
急速冷凍みたいになっちゃう時も時にあるんだよ。
とりあえず、
その百年の恋ってやらが何なのか実は解らなくて、
それが一体何処にあるのかも解らない訳だけれど、
急速冷凍しちゃったならば自然解凍した方が良さ気な気もするんだ。
とりあえず話してみなよ、フチ子の色々聞いてみたいよ、、等と一人ぶつぶつ呟きながら、再びパシャリした。



そして続いた。
フチ子がそうであるように、
アタイにだって秘密はある。
だからそれを守り、貫いてみたい気もする。
でも、乗った訳じゃない。
そこはフチ子と違う。
とりあえずフチ子、風邪、ひくよ。
何でそんなに濡れてるの?
もしや雨の中傘もささず、一人泣きながら走ってきたって言うの?
辛かったのか?寂しかったのか?
でもアタイは、いつかきっと来ると思ってたんだ。
心の隅っこの方で。
フチ子、どんな事でもアタイは受け入れられる。
フチ子、アタイと一緒に幸せになろう。
ここは暖かいし本もいっぱいあるから、きっと退屈はしないと思う。
やっぱりフチ子。
やっぱり乗って欲しい。
何たってフチ子の事が世界で一番好きなんだもの等とはやっぱり口に出せないまま、
最後にパシャリしたのだった。




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『女の朝パート1965.1966』シリーズ