3月8日金曜日
二回目といきなりに。
そのお陰様なのか、どんな人にも平和で平等な時間がある事を知った。
何はともあれ今日は花金。
昭和、平成、令和、元号が変わっても、変わらず残りそうである。
とりあえずお天気のせいか、
何なのか解らないけれど、
その様な平和な気分になぜかなれない。
寧ろ眼を瞑りたい、寧ろ過去を消して仕舞いたい。
何だか独りでにに悲しみと怒りが込み上げてくる、
降り積もった全てのせいでアタイの肺がガチガチに固まる、、等と一人想いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリしたその次の瞬間だった。
ともすれば、それら全てをお空へ。と聞こえて仕舞う。
きっと白い雪が書き消してくれるわと続いた。
声の主は恐らくこのフチ子だと思う。
相変わらず勇ましい。女版、冬将軍みたいだ。
いつもタイミングバッチリ。
とりあえず再びパシャリしたら、
充分な対処は後回しにして。
さぁ、頭あげて胸はって深呼吸。
きっとかつての弾力を取り戻す。
とりあえず邪魔しないでおくれ、デーモンこぐれ。
アタイはこの花金のせいで!
何はともあれ木枯し吹かしてるんじゃないわ。
知らず知らずおし黙る事を覚えて仕舞ったのかな。
解る。そっちのが平和だもんね。
まだまだ続きそうな気がしたので、
半ば強制的にシャットダウンした。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
『女の朝パート1963』シリーズ