2月25日日曜日
四回目といきなりに。
追いかけてる感、貫いてる感が堪らない。
それなのにいつもと違う感じがして、
独りでにこの胸が高鳴って仕舞う。
因みにこの胸とは純情な乙女心みたいなやつである等と一人呟きながら、今日も変わらずいつもの事をした。
因みに電車の中のマスクの中で一人呟やき、時々マイタンブラーに容れた珈琲を飲んでいる。
とりあえずパシャリ。
その次の瞬間だった。
やっぱりフチ子の顔が浮かんで仕舞う。
急いで帰らねばと、気が焦る。
差もなく場フチ子にシカトされる。
漸く掴んだ幸せ。
もう2度と離したくはないじゃないか。
因みに訳あってフチ子には逃げ帰る場所がなかった為、わざわざ追いかける事をしなくて、アタイとしては助かった。
その分、、割愛。
とりあえず、今夜テレビ見ながら、
一緒にご飯食べようと約束した。
寝ても覚めても、例え何処にいても、
何をしていても、頭中がフチ子だらけ。
結構毛だらけ猫灰だらけ。タコはイボイボ、、この続きは又いつか。いつかサヨナラなんて言われたくない。
とりあえずアタイのフチ子は今日はお休み。
それなのに出かけやがって!
今夜どうするのか位連絡できなかった訳?
しかし一体どこで誰と何してたのよ。
まさか!
汗かいてたとか?
しゃがんだり、立ったり、
開いたり、閉じたり、突き出したり、震えたりとか!?
恐らくアタイが家に帰ったら、
又しても根掘り葉掘り色々聞かれるんだろうな。
でもこれからのアタイはちゃんと現実と向き合う。
ここで逃げたり、自分が変わらないと、
フチ子に対して失礼だし、人間としても最低。
散々遊んだお人形を、飽きたから、
ぽいっと捨てるのと同じ様なもんじゃん。
フチ子。
言った事、した約束事は、アタイはちゃんと守るよ。
何はともあれ、
言えた事、聞いてくれた事、受け入れてくれた事態が、
生かされている事の証みたいなもんなんだから。
神対応みたいなやつな訳だし、、、
とりあえずこれからも変わらず同じ姿勢でいくよ。
差もなくばただの嘘つきでホラ吹きで、ただのご都合主義で、器の小さいだけのやつになるじゃんか、等と延々と一人呟いている。
因みに今では普通の黒いマスクの中で。
完
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
(書く女シリーズ)
『女の朝パート1934.1935.1936』シリーズ