10月16日月曜日
始まりの月曜日。
御一行様お出ましの予感みたいなものを独りでに感じて仕舞う。
どうしたら良いのだろうか?思いながらもとりあえずパシャリした。
その次の瞬間だった。
第一バッターはアタイ。
アタイは立派に前座を努めてみせるわ!等と聞こえて仕舞う。
声の主は真っ赤に燃えた太陽だから~みたいなこのフチ子だと思う。
眩し過ぎてついついしかめっ面になって仕舞う。
しかし太陽に向かって歩く事は割りと好き。
何たってアタイの影法師や闇、
これまで起きた全てを包み隠してくれるはずだから。
それに、、、
とりあえず、よっぽどの事がない限り、
始まって仕舞った事はもう元には戻らない。
はなから原型がないんだもの。
それに全ては因果応報の報いである等と思っている節もあるから。
いぶし銀ってやつか。
とりあえず、
真っ赤に燃~えた太陽だ~から~。
真夏の海は、恋の季節なの~と一人歌うことにした。
しかしその先が解らない。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)