10月12日木曜日
御機嫌麗しかった錦糸町の空。
雲一つないじゃん等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
その次の瞬間にはやっぱりそわそわして仕舞う。
解っちゃいたけど混乱した。
ご多分にもれず皆そうやってそわそわしながら生きてるからだ。
アタイは生きてるの?
珈琲女が喋っていた。
あんたはちゃんと生きてるよ。
あんたが生きてる間はアタイは命を削るの。
だからちっともそわそわしないんだ等とは言えないまま、聞こえた声を筆紙に尽くした。
完
『女の朝パート1689.1690.1691』シリーズ
