2月25日土曜日。
遥か長い道のりを経て東京は北区の田端にやってきた。
さっきまで後二人いたけれど、いつの間にかどこかへ行ってしまったみたいだった。
しかし別にどうでもいい。
やつらがどこに行こうが、何をしようが、
私は、ピー------、断然心配である。
いくら考えても何も出来ないけれど、
きっと最後は先程何処かへ行ってしまったやつらのどちらかが、私のお迎えに来てくれると信じたい。
だから尚更、私にやつらを縛る権利や力等は端から何処を探したってない訳だけれど、
宝物はなんですか?見つけにくいものですか?等と、嘘でも誤魔化しでも、下手くそでも良いから、井上陽水のあの名曲、、
ピー---------。
放っておかないでよ。
一声位ちゃんと言って行けよ。
お願いしま~すと初めに頼んだのはどちら様だったけ?
あれ~?
とりあえず田端の空は美しかった。
そしてこんな私の心を束の間癒してくれたのだった。
記念にパシャリした。
立派にそびえたっているこれは、
マイタンブラー、マイプレジャー。
中身は秘密。
いつでも何処でも持ち運びができて、
何でもかんでも入れられる。
まさに魔法の瓶。
チチンプイプイ、チンチンプイと、
おまじないみたいのかけ、
そっと蓋を開けたらそこはまさにパラダイス銀河。
とりあえず、
上手に撮れたかどうだか不安だし、
この後も不安だけれど暫く空を見ようと思う。
紫外線きっついな。
しかしよく見ると青い空に白い曇。
プカプカ浮いてる雲って何だか可愛い。
まるでアヒルのお尻みたい。そして鴨鍋とか何故だか食べたくなる。
とりあえずひと雨降りそうな感じがするけれど、
こんな空見てたら、
やっぱり青い制服に白いパンツのフチ子の事の方に気持ちが向かっちゃう。
しかし、色んな白があると思う。
何にせよ、、ワクワク、ドキドキを通り越し、
白って色がとても何だか儚くて、寂しくて、悲しい色みたいに見えて仕舞うのは何故だろう?
ピ-ピ-ピ-ピ-ピ-ピ-ピ
人恋しくて、誰かに縛りつき、、、長渕剛。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
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(フチ子シリーズ)
(東郷シリーズ)