『女の朝パート281』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

悲しい女の行く末と言うか、、
ただのアバンチュール(冒険)であったのであれば、
それはそれで私はいつかは納得し、
もしかすると、見て見なかったふりも出来たのかもしれない。
しかしそうは出来なかった。
何故なのかについては、知っているつもりだし、
あえて言わないし、
でもあえて言うのであれば、
女には目があり、心があり、自由に動ける身体、
そして時間はたっぷり、使う事が出来るお金はほんのちょこっと、等があり、
行く手を阻む半端者の姿や立ちはだかる壁も何もなかった為だ。
一発のパンチの持つ破壊力が生死の極め手になるならば、
今こうして全ての条件が揃ってるのに、
こんなにも近くに迫ってきた運命とも言える最高の出逢いを、
珈琲の近くで見て仕舞った以上、私は黙ってなどいられない。
いても立ってもいられず、
女は頭で考えるよりも先に、
女の肉体の方が、意思や明確な目的を持った化物の様に勝手に動いてしまった。

結果、女はふち子に大きな花束を持たせ、
私の大好きな珈琲にサプライズなプレゼントする事を思い付く。
もし、マグカップに口があるとしたならば、
実際はあるけれど、喋れないだけの宿命で、
何故僕の為にそこまでしてくれるんだ?等と、
何かに期待をしふち子に問いかけたのかもしれない。
そしてふち子は答えるだろう。
あなたが好きだからに決まってるじゃない!
そして私は、
珈琲が好きに決まってるじゃない!と声を大にして言いたい。



5月22日金曜日。花金。
食後の珈琲を飲む前にやぼ用を済ませていた今日の私。
帰宅しても色々と賑やかで、
思いがけない二人の来客に女3人、
マンションエントランス前で緊急井戸端会議。
とりあえず今やっと落ちつき、居間の珈琲にたどり着く。
珈琲を注ぎ、いつものように写メを撮った瞬間だった。 
何処から都もなく女の声が聞こえてくる。
いつもの幻聴かと気にはしないが、
本日1杯目の珈琲を飲み始める前に、
女の声をそのまま記録してみたのだった。
私の事を化物と言ってるのだろうか?
そしてアバンチュール出来る勇気が欲しい。


女の朝241.261.265.269.270.272274275276277など参照)




書く女シリーズ。