『女の朝パート266』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

5月11日月曜日。

今日も私は、女の自宅の居間に来ていた。
時刻は午後5時11分。
511511..511の二乗。。。
511と言う数字が偶々重なった時間に、
私がここにいるのかぁ。そうなのかぁ。
私に時間なんて関係ないし、
珈琲がある場所ならいつ何時も現れる、
ただの通りすがりの女、珈琲女だしなぁ。
女の朝236.239.245.247.258.260を見て頂けたら解ると思うけれど、、、。
珈琲女って名前は変わらず気にいらん。
 
兎も角、女にとって時間とは、きっと大切なものであるはず。
理由は省くけれど、
今の女は、居間の床にしゃがみこみうずくまってる。
ちょうど体育座りしたあの感じ。
女の指先は時々何かを叩いてるようだけれど、
髪は赤く、くしゃくしゃだし、
着ているティシャツは決して綺麗とは言えず、
よれよれしており、
ノーメイクノーライフ的思考。
とりあえず女がまともな精神状態で無いことは一目瞭然だ。
 
時々、
ぼんやりとした顔で、
天井に近い位置の壁にくっついてる時計を見上げるけれど、
そんな時の女の視線はちっとも定まっていない。
相当、来てるなとか、、、
まじか?!がちか!?ぴえん!ガン萎え、
激おこぷんぷん丸と言ったそんな、感じ。
でもどうでもいい。
だって円卓の上には私の大好きな珈琲がある訳だから。
 
 
しかし今日の珈琲はとっても少ない。
そしてちょっぴり寂しいし儚い。
とりあえず私の事はどうでもいい。
いつもの珈琲にはカップいっぱいに珈琲が注がれており、
ふち子だ、パンダだぁ、と生きる為には、
必ずしも必要でないモノ達が置かれているけれど、
もしかすると、女は、
私の為に珈琲を飲まず、
もしかすると、
私の登場を今かいまかと、待ってくれていたのだろうか?
だとしたらそれは可笑しい。
でも女の精神状態を考えると理にかなう事もなきにしもあらず。
でもやっぱり嬉しいし無下にはできない。
ありがとう女。その珈琲全部飲んじゃっていいよ。
 
しかし気が付くともうこんな時間。
今日の私は、生きる為に必要な事の準備の為に、
割りと忙しかったのかもしれない。
何をしていたのか忘れて仕舞った事にしておくけれど、
今は、楽しみとしか言えない。
 
 
 
 
※通りすがりの女シリーズ