もうこれで最後かな?
女は大好きな珈琲を飲みながらも、
珈琲の量がだんだん少なくなってくると、
にわかに不機嫌になった。
珈琲を飲んでる間中は、心が躍り、
胸も高鳴り、お喋り(ぶつぶつ)に高じ、
何故かご機嫌ちゃんな女でいられた訳だけれど、
果たして、次の珈琲も同じであるのかと思うと、
疑問で、
同時に心の何処かで信じていないところがあった。
女の気持ちなんて珈琲一杯ごとき直ぐ変わる。
だから、1日中大好きな珈琲を飲んでいたとしても、
その終わりが結構難しかったりするのだ、
頭で解っているから尚、難しいけれど、
だんだんと不機嫌になるのはどうも慣れてこない。
他の事なら我慢でも抑制も出来ると思うけれど、
大好きな珈琲に関する限りはどうも抑制がきかない。
どうしたら良いのか解らないから、
一杯目を飲みきる前に写メを撮ってみた。
体幹力あるふち子に、奥のふち子、拍手贈る。
完